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【J2:第9節 愛媛 vs 北九州】レポート:愛媛の開幕3連勝を阻んだ北九州。三浦新監督の新しいスタイルで、約13ヶ月ぶりとなるリーグ戦勝利を飾る。(11.05.01)

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4月30日(土) 2011 J2リーグ戦 第9節
愛媛 0 - 3 北九州 (16:05/ニンスタ/3,456人)
得点者:66' レオナルド(北九州)、70' 林祐征(北九州)、90'+2 池元友樹(北九州)
スカパー!再放送 Ch183 5/1(日)深01:30〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
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タイムアップと同時に、ゴール裏の反応はくっきりと明暗を分けた。北九州のゴール裏では歓喜の雄叫びが、そして愛媛のゴール裏には大ブーイングが響いた。北九州にとっては昨季の第3節以来となる、およそ1年ぶりのリーグ戦勝利。長い長いトンネルを抜ける、貴重な今季初勝利となった。試合後、ロッカールームの様子を聞かれて、「やっぱり明るいです。そして『やれる』と感じたことで、これからは自信を持ってプレーできるはず。このきっかけは大事」と答えたFW林祐征。途中出場ながら、貴重な追加点をあげた新戦力から、笑顔がこぼれた。

その一方で、昨シーズン苦しみぬいた池元友樹の表情が終始、引き締まったままだったことも印象的。「最後の最後まで勝てる、とは思わなかった。勝ち切ることを考えたし、ゼロで抑えて勝ちたいと思った」。昨季から何度も苦い思いを経験したストライカーは、決してこの勝利で満足している雰囲気ではなかった。それでも、先制点を挙げたレオナルドは「チームもコンセプトを持って、いい形でやってきていたので、きっかけをつかみたいところだった」と収穫を口にしたが、三浦泰年新監督のもとで成し得た初勝利、という意味もチームにとっては大きい。

試合の内容を振り返っても、北九州のスタイルが愛媛を苦しめた。ボランチの桑原裕義が最終ラインの枚数を気にしながら、同時に両サイドバックを高い位置で保つ。北九州は両サイドバックを上手く使って攻撃の組み立て、愛媛に主導権を渡さなかった。「本当は守備からもっと仕掛けたかった」と愛媛の高杉亮太は悔やんだが、サイドで主導権を握れなかった愛媛のディフェンスラインは「裏を意識しすぎた」(高杉)ことで、ずるずると下がってしまった。ブロックをコンパクトに保つことができずに愛媛は終始、攻守両面でちぐはぐさが目立った。

それとは対照的に後半21分、スローインから始まったレオナルドのゴールで一気に流れを引き寄せた北九州。FWを3人投入した愛媛の裏を突く、理想通りのカウンターでゴールを重ねて勝利をつかんだ。三浦監督が試合後に語ったように、北九州にとっては再スタートとなる、節目のゲームになった愛媛戦。このキッカケを励みに新しいスタイルを確立しながら、次節は九州のライバル、熊本との一戦(5/4@熊本)に臨む。

一方の愛媛にとっては連勝が止まり、チームの戦い方を改めて考えさせられる一戦に。もちろん、これまで築いてきた土台が変わるわけではないが、いかにして前線から最終ラインまでをコンパクトに保ち、それを押し上げていくのか。次の千葉戦(5/4@フクアリ)まで与えられた時間は少ないが、もう一度チームの原点を再確認する必要がありそうだ。

以上

2011.05.01 Reported by 近藤義博
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