4月29日(金)J1 第8節 横浜FM vs 清水(14:00KICK OFF/日産ス)
スカパー!生中継 Ch184 後01:50〜
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前節のホーム開幕戦で、悪天候と福岡の頑張りに苦しみながらも、何とか今季初勝利を手にした新生ゴトビ・エスパルス( /jsgoal_archive/game/2011/20110100010120110423.html )。今節は、最高のスタートを切った横浜FMとの厳しいアウェイゲームを迎えるが、ここでどれだけ次につながるサッカーを見せられるかによって、今後のチームの勢いは大きく左右されることになるだろう。
新チームが始動して3カ月が経過した清水。その現状を客観的に見れば、まだ目指すサッカーを存分に表現できているとは言えないが、成長の過程として考えれば、けっしてチームの進化が停滞しているわけではない。
攻守において「みんな反応が早くなっている」(枝村匠馬)という言葉通り、攻守の切り換えも、守備の組織をセットする早さも、また攻撃での動き出しやサポートも、チーム全体として着実にスピードを上げている。そこがさらに向上してくれば、ゴトビ監督がやろうとしているスピーディーなサッカーも、ピッチ上に表われてくるだろう。
ただ、練習でできていることを試合でそのまま発揮するという面においては、現状では物足りなさもある。精神的なプレッシャーや相手のプレッシング、ピッチや気候の条件などによって選手が硬くなってしまい、思い切りの良さや大胆な動きがスポイルされ、反応速度も鈍ってしまう場面が目立っている。その点についてゴトビ監督は、「それは若いチームにはよくあること。だから結果を出して選手たちが自信をつけることが大切」とつねに語っている。
それだけに、ホームでひとつ勝ったことは非常に大きかった。「これでチームとしても個人としても落ち着けると思う」と、福岡戦で決勝のFKを決めた大前元紀も言う。となると、今度の横浜FM戦で最大のポイントとなるのは、その自信をアウェイでも生かせるかどうかという部分だ。
自信を持って冷静に、しかも集中して試合に入ることができれば、自ずとサッカーのクオリティーも上がり、好調な横浜FMとも拮抗した試合ができるだろう。しかし、逆に硬さが出てしまえば、自分たちのサッカーもできず、非常に苦しいゲームになってしまう。したがって清水サポーターには、まず試合への良い入り方ができるかどうか注目すると同時に、それができるように選手たちの背中を力強く後押ししてほしい。
選手起用に関しては、ゴトビ監督が「横浜FMはヘディングの強いセンターバックがいて、つねにセットプレーが危険」とセットプレーの守備に気を使っているだけに、出場停止明けのボスナーと、岩下敬輔、平岡康裕の3人をどう組み合わせていくかが気になるところ。今週の練習では平岡の右サイドバックも試しており、岩下をボランチで起用する可能性もないわけではなく、何かサプライズが待っているかもしれない。
また守備に関しては、「サッカーのほとんどのゴールはミスから生まれるものだが、(これまでの)われわれの失点は、イージーなミスで相手に与えてしまったものが多い」とゴトビ監督は振り返っており、それをなくすのもポイントのひとつ。守備の堅い横浜FMとアウェイで戦うということを考えれば、簡単に先制点を奪われてしまうことは許されない。指揮官が、失点につながるミスを減らすことと、セットプレーの守備を重視しているのも当然のことだ。
逆に言えば、そうした失点さえなくすことができれば、粘り強く守ることに関しては自信を持っているとも言える。今年はすでにプレシーズンマッチで一度横浜FMと戦い(2月 清水2−1横浜FM)、相手の力もわかっており、辛抱強く戦いながら自分たちのリズムを作っていけば、チャンスはかならず作れるだろう。そこで誰かが見事にゴールを決めてヒーローになり、リードを守りきって勝点3を持ち帰ることができれば、選手たちがつかむ自信は非常に大きなものになる。
前節の大前のようなヒーローは、果たして現れるのか。そこが勝負のカギを握ると同時に、清水サポーターにとって最大の楽しみとなる。
以上
2011.04.28 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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