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【J1:第8節 柏 vs 甲府】甲府側プレビュー:年に1回のチャンスにどうしても書きたいフレーズであり、来年も書きたいフレーズ。「柏が柏で柏を倒す」(11.04.29)

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4月29日(金)J1 第8節 柏 vs 甲府(14:00KICK OFF/チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch363 後02:00〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ1編
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J2時代、アウェイチームに喜ばれた甲州イナゴ軍団。今節も大挙して日立柏サッカー場を訪れ、スタジアムグルメを食べ尽くして柏に儲けてもらい、試合前は首位をばく進中で機嫌がいいであろう柏のコールリーダーのブラックユーモアや自虐ボケで苦笑いしてから試合に臨めるのは楽しみ。
現在、2連勝・無失点で首位の柏先輩。柏が勝った相手は清水(3−0)、大宮(1−0)と現時点では中位のチームだが、両クラブともに底力のあるクラブなので、柏の首位が瞬間的なものだとは思わない。少なくとも、昨年のC大阪のようにACLを巡る争いに加わることが出来る可能性は十分にある。何といっても、柏というクラブの底力はJリーグの中でもトップクラス。育成力も非常に高く、結果的に甲府も恩恵を受けた。柏U-18は入れ替え戦で苦労してプリンスリーグ関東にはなかなか参入出来なかったが今年はようやく参入(2部リーググループB)と下部組織の希望も右肩上がり(柏U-18大歓迎キャンペーン中。トップに上がれないときは甲府でチャンスを掴もう)。そこに右肩上がりになりたい甲府が挑む。対戦成績をみれば3勝2分1敗と甲府は柏に勝ち越している。例の停電騒ぎ、バレー祭りの2005年のJ1・J2入れ替え戦の2勝が入っているからだが、昨年は2分とまだまだいい勝負をしている。

クラブとしての柏先輩は日本リーグ時代からの大御所。若手の甲府はその大御所相手にこれまでよく戦ってきた(G大阪、横浜FMなどの大御所には遠慮がちな成績)。ただ、最近は勝てていない。昨年の第2クール(第23節)もチンチンにやられると思っていたが、柏に退場選手が出たこともあって最後は不思議と甲府の流れになって同点に追いついてしまった。
今節は、その同点劇の立役者の柏好文がキーマンになりそう。今の甲府で、ボールを持って相手をかき回すことが出来るのは柏だけ。キレのいいドリブルと切り返しで、DFを引き付けることができるから相手の守備のバランスを崩すチャンスは充分にある。昨年は初の柏スタジアムでピッチの大きさのイメージを掴むまでに少し時間が必要だったが、今年はその心配はないだろう。何度も書いているので、読んでくれる人も飽きているだろうが、年に1回のチャンスなので、「柏が柏で柏を倒す」というフレーズを使いたくなる。

心配するとすれば、切り返しのやりすぎでDFをかわしても乳酸が120%充填されてしまい、クロスの発射精度が落ちることくらい。今季、まだノーゴールの主砲ハーフナー・マイクが昨季のようにガミラスゴールに波動砲シュートを決めて、ネルシーニョ監督の顔がデスラーのように青くなるところを見てみたい。ただ、イスカンダルの助けがなければなかなか柏先輩に勝つことは難しいだろう。スターシアになるはずだった輪湖直樹(徳島)や畑田真輝(ブラウブリッツ秋田・期限付き移籍)が甲府にはいないのが残念。
柏は昨季からJ1をイメージして戦い、戦力を補強してきたチームだけに、その戦力は強大。個々のプレーの質の高さ、正確性を考えると甲府は相当にハードに動いて、どんな展開になっても諦めずに戦い続けなければならない。昨季のように数的優位になって流れが変わることに期待することには出来ない。攻撃では柏やハーフナー、松橋優、永里源気らに期待するが、ボランチの部分でしっかりとボールを奪い、ボールを失わずにつなげるという内容は必要。今節は伊東輝悦とそのシークレットパートナーのプレーの質と運動量に期待し、ゴール裏からは気持ちのこもった声で彼らの背中を後押して、totoで「1」や「0」を買った人が頭を抱えるような結果を手にしたい。ちなみに、僕がtoto予想( /jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=00117884 )で書いたとおりに買ったかどうかは秘密…。

以上


2011.04.28 Reported by 松尾潤
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