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【J1:第8節 横浜FM vs 清水】横浜FM側プレビュー:ホーム開幕戦は効率無視で!? 横浜FMが「攻撃のチカラ」で連勝に挑む(11.04.29)

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4月29日(金)J1 第8節 横浜FM vs 清水(14:00KICK OFF/日産スチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch184 後01:50〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ1編
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イタリアのカテナチオ? 先週の鹿島アントラーズ戦( /jsgoal_archive/game/2011/20110100010220110423.html )で横浜F・マリノスは、FWを含めた堅陣を敷き、「守備力」で今季初白星をもぎ取る。
結果は3−0と文句なしだが、シュート数は計4本のみ。『省エネサッカー』と言えば聞こえはいいが、それだけ守備に徹していたのだ。
木村和司監督が、ここまで守備にこだわるとは意外だった。就任1年目の昨年は「ちゃぶる」を旗印に、「お客さんを楽しませるサッカーを見せたい」と常々、口にしていたから。
「今シーズン、全タイトルを取るという目標を掲げたが、このチーム(鹿島)に勝たないと優勝はないと思っていた」
そう胸の内を吐露した木村監督。やや極端なことを言えば、目標達成のために手段を選ばず、結果のみを追求したと言えなくもない。とはいえ、今季に賭ける『本気度』が、うかがい知れたゲームだったと言える。 

さて、今節の清水エスパルス戦。試合展開を予想すると、前節とはガラリと変わるかもしれない。選手たちは「自分たちが本当にやりたいサッカーではなかった。相手DFの間、間に顔を出すパス回しができれば」(小椋祥平)、「シュートが少なかった。ゴール前のシーンを多くつくりたい」(小野裕二)と、鹿島戦を踏まえ、攻撃への欲求が高まっている。
また、昨季から大幅にメンバーが入れ替わった新生・清水は、攻撃スタイルがまだ確立されていない。引いて守りを固める必要もないはずだ。さらに前節の清水は、アビスパ福岡を相手に苦戦(1−0で勝利)。相手の前線からのハイプレスに戸惑いを隠せなかった。これもヒント。今回は、チーム全体のラインを上げて、『前から』勝負したい。

攻撃のキーマンは、清水・小野伸二とのキャプテン対決が注目される中村俊輔と言いたいところだが、あえて渡邉千真を指名したい。鹿島戦の彼は、守備偏重の戦術の影響からか、持ち味を出せずに途中交代した。「千真が前線でボールを奪われるシーンが多かった」(木村監督)。横浜FMらしい小気味よいパスワークを披露するためには、彼が前線のクサビとなって、味方MF・DFを押し上げる時間をつくらなければならない。また、2月に行った清水とのプレシーズンマッチ(清水2−1横浜FM)の得点者は渡邉だった。よって、先発入りすれば、自然と期待度が上がる。
守備ではリスクマネージメントが肝要。予想通り、高い位置でボールを奪おうとすれば、おのずと裏にスペースができてしまう。その際、清水の大前元紀と伊藤翔のスピードや、先のプレシーズンマッチで1得点1アシストの左サイドバック・太田宏介の虚を突く撃参加への警戒が必要。そこは、最後尾のGK飯倉大樹がDF陣に注意を喚起したい。

GW初日に迎えるホーム開幕戦は、鹿島を叩き勢いづく横浜FMにとって、最高のシチュエーション。「お客さんをもっともっとワクワクさせたい」と新人の小野。ならば「攻撃力」で再び快勝劇を!

以上

【清水エスパルス戦 復興支援活動】
●トリコロールチャリティーオークション開催
東ゲート前広場のイベントスペース、トリコロールランドで、横浜F・マリノス選手会によるチャリティーオークションを開催します。
【実施概要】
時 間:13:10(予定)
場 所:トリコロールランド ステージ
チャリティーグッズ:栗原勇蔵選手サイン入りスパイク、兵藤慎剛選手サイン入りスパイク、青山直晃選手サイン入りスパイク  以上3点

※その他の楽しいイベントはコチラから
http://www.f-marinos.com/game/nexthome/index.html#limitation_event

2011.04.28 Reported by 小林智明(インサイド)
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