スカパー！生中継 Ch183 後01:50〜
☆totoリーグ ｜中断期間を振り返るJ1編
----------
☆大宮側プレビューはこちら
前節・甲府戦で見えた課題。大宮戦を翌日に控え、和田昌裕監督は「守備」と即答した。今週の練習でも見直してきたのは守備の確認。「選手たちには、もう一度、しっかりブロックを組んでやろうと言って練習をしてきた」と和田監督は続ける。
思い返せば、前節の甲府戦（ /jsgoal_archive/result/2011/0423/20110100010420110423_detail.html ）の後のコメントにも「相手にファウルを与えすぎた」とあった。特に今回の大宮には、ラファエル、李天秀という強烈な２トップもいる。得点に直結するバイタルエリアの守備は、神戸にとって最も重要な課題だったのかもしれない。
また、甲府戦で両サイドバックのオーバーラップが少なかった点に関しても、守備面での課題が大きいと和田監督は話す。「ポジションを高い位置に取りすぎていたせいで、相手にその裏を取られる場面が何度かあった。だから、選手が自分たちで判断してオーバーラップの回数を減らしたのだと思う。もちろん、このあたりも今週の練習で取り組んできた」と語気を強めた。
とはいえ、今回は再開後初のホームゲームである。守ってばかりもいられない。そういう意味で、FWのポポのコンディションが上がってきたことは今週の大きな好材料といえる。前日練習でも、ホジェリーニョとポポが交互にキッカーを務めてセットプレーのチェックを行っていた。開幕戦で浦和から決勝点を挙げたのもポポのFKだったことを考えると、神戸は頼もしいオプションが帰ってきたことになる。しかも、甲府戦では新加入のホジェリーニョを我慢して90分使ったという経緯を考えると、ポポ、ホジェリーニョ、ボッティという3人のブラジル人選手をスターティングメンバーで起用する可能性も高い。そうなると、否が応でも攻撃に厚みは増すはずだ。
また、甲府戦では後半途中からポポ、森岡亮太、都倉賢らアタッカー陣を次々と投入し、最後までゴールを取りにいっていることからも、アウェイ、ホームに関わらず、あくまで勝点3を狙っているのは明らかだろう。
だが、前日の囲み取材で和田監督は「いい守備ができて、はじめていい攻撃につながる」と念を押した。“攻撃は最大の防御”と言うが、神戸の場合“守備は最大の攻撃”なのかもしれない。
以上
2011.04.28 Reported by 白井邦彦
