4月24日(日) 2011 J1リーグ戦 第7節
新潟 1 - 1 磐田 (13:03/東北電ス/33,662人)
得点者:6' チョヨンチョル(新潟)、69' ジウシーニョ(磐田)
スカパー!再放送 Ch180 4/25(月)後00:00〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ1編
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新潟と磐田は1-1で引き分けた。前半6分、新潟はチョ・ヨンチョルがPKを決めて先制すると、後半24分、磐田が山本康裕のクロスをジウシーニョがヘディングで押し込んで追いついた。この対戦は昨年から3戦連続の引き分けになった。
勝点1では納得できなかった。「たくさんサポーターが来てくれたのに、期待に応えられなかった」。新潟のキャプテン・本間勲の表情は敗戦後のように強張っていた。
約1カ月半ぶりの再開、そしてホーム初戦。3万3000人に捧げるはずだった勝点3は1に減った。前半6分、左サイドからペナルティーエリアに切り込んだチョ・ヨンチョルがPKをゲット。これを自らが決めて先制する。だが、スタジアムの盛り上がりは後半に打ち消された。24分、磐田・山本に右サイドに走りこまれクロス。そこからジウシーニョにヘディングを許した。
これで磐田との対戦は昨季から3戦連続引き分け。すべてスコアは1-1で、いずれも新潟が先制しながら後半に追いつかれる展開だ。優勢に試合を進めながら一瞬のすきを突かれる内容。この試合も、山本の突破に対し中盤と最終ラインの足が止まった。オフサイドを意識した中盤と、マークの受け渡しが頭にあった最終ラインとで、ずれが生じた。
「もっと意思統一をしないと」と本間。震災による中断の間、練習試合でも勝ち切れなかった。大宮、草津戦では主力組が2失点。プレスと組織的な守備は、全体的に見えれば機能していた。ただ、わずかな綻びからゴールを奪われていた。その修正を再開に向け、最大の課題に挙げていたが、「結果的に克服できなかったと言うしかない」(本間)。
先制点はサイドの連係からチョが突破する新潟の形。それ以外でも試合の立ち上がりはボールをキープするなど、入りのリズムは悪くなかった。先制点を奪った流れを継続するためにも、細かいミスをなくすことの大切さを思い知らされた。
磐田は最低限の結果は持ち帰った。立ち上がり、新潟の速い攻めに押し込まれ、PKで先制を許す。「最終ラインの背後を狙っていきたかったが、中途半端にパスを回しなどしていた」と柳下正明監督が言うように、プレーの曖昧さが失点につながった。
それを後半には修正した。セカンドボールを拾ってから、タテの突破とサイドでの起点作りで相手のラインを引かせる。同点ゴールは、山本が素早くサイドを突破して挙げたクロスから。
駒野友一は「(セカンドボールを拾って)相手に流れがいかないようにした」。着々と得点への準備をしていた。もっとも、立ち上がりの失点は課題。プレッシャーを掛けられたときのもろさは、致命傷にもなりかねない。
2試合を終えてともに1勝1敗。どちらにとっても課題と収穫の両面が見えた再開初戦になった。
以上
2011.04.25 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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