本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2日記】千葉:水戸と『チカラをひとつに』したチャリティ抽選会(11.04.11)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(C)赤沼圭子

前面に千葉の選手たち、背面に水戸の選手たちのサインが書かれた千葉のレプリカゲームシャツ。各1枚が抽選で5名のサポーターにプレゼントされた。

(C)赤沼圭子

千葉のオフィシャルショップ「12JEF」のエントランスに飾られた千葉の選手提供のチャリティグッズ。どれが誰のものか分かるように顔写真が入った選手の名刺付きとなっていて、この名刺もグッズと一緒にプレゼントされた。

(C)赤沼圭子

千葉の小さなサポーターたちも義援金募金をして、チャリティ抽選会の抽選券をもらっていた。

(C)赤沼圭子

当選者のご家族のお子さんにチャリティグッズのサンダルをしゃがんで渡す千葉の竹内彬選手。

(C)赤沼圭子

チャリティグッズのスパイクシューズを自ら千葉のオフィシャルショップ用の袋に入れて、当選者に渡そうとする千葉の佐藤勇人選手。

(C)赤沼圭子

ユナイテッドパークを出発した水戸のチームバスを拍手をしたり、手を振ったりして見送る水戸&千葉のサポーターたち。

3月11日に発生した東日本大地震と津波、その後の各地域での地震などで被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

クラブから提供された写真によって、すでにフォトニュースでも報じられたが、4月10日、千葉の練習場で水戸とのトレーニングマッチ終了後に「チャリティ抽選会 in ユナイテッドパーク」が開催された。これまで千葉では千葉県旭市への支援物資寄付、千葉のオフィシャルショップ「12JEF」やJR千葉駅前での義援金募金活動、アカデミーによる市原市・千葉市復興支援イベントなどの復興支援活動を行なってきたが、今回のチャリティ抽選会は「自分たちにもっとできることがあるのではないか」という千葉の選手たちの声を受け、クラブが水戸の協力を得て開催。千葉と水戸から提供された選手のサイン入りグッズを抽選でプレゼントするもので、1,000円の義援金募金ごとに1枚の抽選券が渡される方式となった。当日、サポーターに渡された抽選券は1,306枚で、義援金募金総額は1,362,122円となり、全額が「茨城県災害復旧対策・復興事業義援金」へ寄付される。

チャリティグッズは、水戸からは前面に水戸の選手たち、背面に千葉の選手たちのサインが入ったトレーニングシャツ5枚、千葉からは前面に千葉の選手たち、背面に水戸の選手たちのサインが入ったレプリカゲームシャツ5枚と、千葉の全選手から原則は1名が1点ずつの愛用品。GKの選手はキーパーグローブ、フィールドプレーヤーからはトレーニング用のスパイクシューズなどが提供される中、山口慶選手は愛用のTシャツ、藤田俊哉選手はウィンドブレーカーを提供。また、ミリガン選手はオーストラリア代表として参加した2010FIFAワールドカップ・南アフリカ大会で履いたスパイクシューズとシューズ用のバッグ、深井正樹選手はシューズに加えてすね当て、ジェフィとユニティのぬいぐるみ、さらに自宅にあったというパンダのぬいぐるみまで提供するサービスぶりだった。

抽選会は、まず参加した水戸の全選手が挨拶し、水戸の代表の5選手による抽選で当選者にトレーニングシャツを手渡しでプレゼント。千葉は各選手が順番に抽選し、当選者にグッズを手渡しでプレゼントしつつ挨拶し、最後に代表の5選手による抽選でレプリカゲームシャツを手渡しでプレゼントした。残念ながら抽選会終了前に帰られたサポーターの方もいらっしゃったようで、当選番号が発表されても当選者が現われないことも……。一桁や二桁の当選番号がなかなか出ない中、2回抽選しても当選者が現われなかった青木良太選手は、3回目の抽選で「3」番を引き当てて場内を沸かせた。そして、この抽選会では204センチとJリーグ史上最長身のオーロイ選手、身長192センチのファン・ゲッセル選手のシューズのサイズがともに28.5センチと、意外に(?)小さいことも発覚した。

千葉の選手たちが口々に語ったように、「支援活動は続けていくことが必要」だ。Jリーガーだからこそできる支援を続ける選手の姿を、筆者も継続して伝えていくようにしたい。また、抽選会の途中で先に帰る水戸の選手を乗せたチームバスが出発したが、バスに向かって水戸と千葉のサポーターが大きな拍手をして手を振っていたのが、とても印象的だった。Jリーグの『TEAM AS ONE』はまた『SUPPORTER AS ONE』でもあるのだと、改めて感じさせられた。

余談:千葉県旭市への支援物資寄付では、事前に「どんなものが必要か」をクラブスタッフが先方にお聞きし、「宣伝にならないように」「迷惑にならないように」配慮しながら、千葉のオフィシャルグッズからはジャケット類やブランケットなどの防寒具を寄付。そこで思いがけず好評だったのが「ジェフィの抱き枕」だったそうだ。というのも、避難所への寄付には布団や毛布などは多いが、枕は少ないからとのこと。勉強になりました。

以上

【J2日記】のバックナンバーはこちら

2011.04.11 Reported by 赤沼圭子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/04(日) 00:00 ハイライト:横浜FCvs千葉【明治安田J2 第25節】