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【J2日記】水戸:岐阜から届いたサッカーファミリーの絆(11.04.04)

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(C)佐藤拓也

わざわざ岐阜から物資とチケットを届けてくれたFC岐阜の服部順一GMを囲んでの記念撮影。しっかりと「絆」を受け取りました。

(C)佐藤拓也

第9節岐阜対水戸のアウェイ側チケット500枚も受贈しました。4月4日からクラブ事務所で先着順で配布されます。

(C)佐藤拓也

岐阜から届けられた25ケースの飲料水。岐阜のクラブに携わるすべての人の思いが詰まっています。本当にありがとうございます!

4月3日、水戸商業高校との練習試合後、1台の自動車がグラウンドに着いた。ナンバーを見ると、岐阜と書かれている。なんと飲料水25ケースと第9節岐阜対水戸のアウェイ側チケット500枚をFC岐阜の服部順一GMはじめスタッフ3人でわざわざ水戸まで運んで来てくれたのだ。朝5時にクラブ事務所を出発して、5時間半かけて水戸に来たという。「輸送手段はいろいろ考えたけど、気持ちも含めてお届けしたかった」と服部GM。胸いっぱいの真心を、水戸は受け取ることとなった。

「(支援活動は)日本国民のみなさんが思っていることだと思うんですよ。FC岐阜として、こういう状況で的確に今何ができるかを考えました。選手の方からも『自分たちに何ができるか』とフロントに訴えてきました。その中で水戸はJ2で一緒に戦っている仲間ですし、経営規模も似ている。そして震災後すぐに選手たちがボランティアに動いているという話も聞いたので、ぜひ何かしたいと思ったんです。その結果、物資とチケットを運ぼうということになったんです。クラブも含めて水戸の方々に元気になってもらいたいですね」(服部GM)

今回の飲料水はクラブスタッフだけでなく、クラブの意に賛同したサポーターとスポンサーが用意したものだという。岐阜に携わるすべての人の思いが込められたたくさんの飲料水を見て、サッカーファミリーの絆の深さを感じざるを得なかった。

水戸・沼田邦郎社長は支援物資を受け取ると、「気持ちのつながりを感じますよね。こうした絆を大事にしていきたい。タイミングはまだわかりませんが、いつか必ず恩返ししたいです」と感謝の意を述べ、「今、茨城県は福島原発の影響により、飲料水の安全性が懸念されています。それを岐阜の方たちは心配してくれました。周りで困っている人が多いので、我々が使うのではなく、福島県を含め、被災地で使ってもらおうと思います」と語った。

3月29日の日本代表vsJリーグリーグ TEAM AS ONE(Jリーグ選抜)の試合会場でチャリティーイベントに参加した柱谷哲二監督は「本当に感謝の思いでいっぱいです。復興に向けてのサッカーの力を感じます」と力を込めて口にした。被災地の復興に向けて、強固に、そして広く、深く、つながりを見せるサッカーファミリーの輪。1人1人の思いが『サッカーのチカラ』となって、しっかりと被災地に届いている。

以上

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2011.04.04 Reported by 佐藤拓也
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