3月29日（火）東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 日本代表 vs Ｊ選抜（19:20KICK OFF/長居）
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☆Ｊ選抜試合前日のコメント（2）／（3）

●梁勇基選手（仙台）：
「（チーム練習をして）ますます、明日の試合は自分も頑張らなければならないなと、そういう気持ちを持っています。チームのことだったり、いろいろ気にかけてくれている先輩方の選手とか、本当にありがたく思いました。
（ブランクについて）このゲームに出させてもらえるのが分かったのは、20日くらいだったと思うので、それくらいから、個人でですが、動いていました。サッカーができるというよりも、停電だったり、携帯もつながらないという状況から、明日こうやって試合に出てサッカーができるということで、当たり前のことがどれだけありがたいのかなと、すごく今回感じました」

●関口訓充選手（仙台）：
「17日くらいから走り出した感じですが、ボールを触ったのは24日からしかやっていないので、本当に動いただけですね。コンディションは、被災したチームでコンディションのいい選手はいないので、そのなかで自分に何ができるかを考えて、コンディションが良くても見ている人たちに伝わらないこともあるので、見ている人にコンディションが悪いなかでも伝わる部分はいっぱいあると思います。
（試合をすることの喜びについて）喜びというか、たくさんの命がなくなっているので、複雑な気持ちですが、自分にできることはこういうチャリティーの試合に選んでもらえたので、そういうところでピッチに立って、より１人でも多くの人に元気を与えられるようにと思っているので、頑張りたいと思います。
（こちらでチームメイトと地震の話はした？）しましたね。小笠原選手とかも聞いてきてくれましたし、いろんな選手とかが心配してくれたので。すごい、気持ち的には、溶け込める部分もありました、話してくれたので。地震のことを話すのも、結構つらい部分もあったので、複雑な気持ちもありましたが。
（選抜入りについて）ボールも全然触れていなかったですし、そんな状態で出ていいのかと、強化部長にも聞きましたが、『Ｊリーグ側が選んでくれているから』と、『やろう』と、いうことで話をしました。被災したチームの選手として、やれることは今後もやっていきたいですし、１人の人間としても、ボランティア活動だったり、これから仙台を活気ある街に取り戻すためにも、一歩ずつでもいいので前に進んで、（自分自身も）その手助けをしたい。
（柳沢選手と話をした？）ヤナさんとはちょっと昨日話しをして、『梁とセキは宮城の代表として頑張ってくれ』と言われました」

●小野伸二選手（清水）：
「すごく明るくみんなやっていたと思うし、こういうチームでできることはなかなかないので、すごくみんな楽しんでやっていたと思います。今日はすごくリラックスしていたので、まだ戦闘モードになっていないと思いますが、これから明日に向けて、しっかりと休んで、明日のイメージトレーニングをして、（試合に）という感じです。今日も募金活動で、たくさんの人たちに募金箱にお金を入れていただいたので、うれしかったとともに、それが東北の人たちの力になればいいと思います。とにかく楽しんで、もちろん結果もすごく大事だと思うし、楽しみながら、周りを楽しませられるようやっていきたい」

●茂庭照幸選手（Ｃ大阪）：
「雰囲気はすごくいいです。目的をしっかり持ってやらなければいけないけど、初顔合わせの練習にもかかわらず、リラックスしてやれました。監督も、選手もそうだし、明日は勝つという思いが強い。僕たちが力を合わせて、東北に何ができるかとか、もっとこうしていきたいとか、そういう話が選手発信で結構できたので、周り主導でチャリティーマッチをするのではなく、もっと自分たちから行動したいんだという強い意志を持った人たちがすごく多くて。俺も被災地のほうに親族の人がいるし、すごくいろいろしてあげたいと思っていたけど、ここにいる人たちはそう思うだけではなく、何かやろうと、動きだそうとしているのがすごく伝わってきて、感動したといったらあれですが、すごく心を打たれました。刺激はすごく受けました。若い人たちもいて、いろんな考え方を持った選手もいるので。本当に今、チームはいい感じです」

●中澤佑二選手（横浜ＦＭ）：
「グラウンドレベルでみんなとも話しましたが、明日こういった形で試合があるが、とにかく勝とうと。他の選手に聞いても、勝とうという声が多かったので。
（サッカーを見る人のなかで）報道は耳にしている人でも、全く支援に参加できていない人もいると思うけど、（試合を通じて）被災者の方を思ってもらえるようになればなと。明日試合をやる意味を、僕たちも感じながら、いい試合ができればと思っています」