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【J1:第1節 神戸 vs 浦和】レポート:相性がいい?いえいえ、実力です。采配的中の神戸が年をまたいで浦和に連勝!(11.03.07)

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3月6日(日) 2011 J1リーグ戦 第1節
神戸 1 - 0 浦和 (13:05/ホームズ/19,913人)
得点者:76' ポポ(神戸)
スカパー!再放送 Ch182 3/7(月)後05:00〜
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前半のシュート数は、神戸が5、浦和が10。この数字からも分かるとおり、前半は浦和がゲームの主導権を握っていた。田中達也、エジミウソン、原口元気が前線から積極的にプレスし、高い位置でボールを奪ってシュートまで持っていくシーンもあった。何度かサイドを崩して決定的なチャンスも作った。だが、結局前半はスコアレスドロー。記者会見でペトロヴィッチ監督は「前半立ち上がり20分前後までは試合をコントロールできて、チャンスも作れた」と試合を振り返る。そう、浦和はこの20分間で先制点を挙げていれば、結果は違うものになっていたかも知れない。それほど、前半の浦和はいいサッカーをしていた。

だが、62分に浦和の鈴木啓太が2枚目のイエローカードで退場になると、徐々に神戸のポゼッションが上がり始める。それでも、和田昌裕監督が「相手が引いた状態を崩すのは難しいな」と感じたように、しばらくは両チーム無得点の我慢の時間が続いた。

試合が動いたのは74分。和田監督はFW吉田孝行とMF朴康造を下げ、MF森岡亮輔、FWイ ジェミンを同時にピッチへ送り込む。狙いは「森岡のドリブル、イ ジェミンのスピードでリズムを変える」(和田監督)ことだった。
その采配は見事に的中する。システムも3トップ気味(森岡、ポポ、イ ジェミン)に切り替え、浦和の引いた守備をなんとかこじ開けようとした。すると、選手交代からわずか2分後には、ドリブルで仕掛けた森岡が浦和DFのファウルを誘ってフリーキックのチャンスを得た。森岡が「自分のドリブルで突破できればベストだけど、いい位置でフリーキックをもらうプレイも狙いの一つとしてはあった。ポポさんなら確実に決めてくれると思っていたし、狙いどおりの展開になった」と話すように、このフリーキックをポポが地を這う強烈なシュートで沈め、ついに均衡は破られた。
結局、試合はこのゴールが決勝点となり、神戸がうれしい開幕勝利。大久保嘉人は「開幕戦は結果がすべて」と笑みをこぼした。

ただし、喜んでばかりもいられない。プレッシャーの高い開幕戦は難しさがあるとはいえ、浦和の速いプレスに翻弄されたのも事実。自陣ゴールに近い位置でボールを奪われるシーンも見られ、何度か神戸サポーターも肝を冷やしたことだろう。即失点につながるプレイは、即修正が鉄則。次節の磐田戦までに改善してほしいところだ。

だが、そんな心配は無用のようだ。主将の吉田が「今年の神戸は違うぞというのを示すには、次の磐田戦が大事」と勝って兜の緒を締めれば、大久保も「次が一番大事。磐田戦も勝ちに行く」と宣言。神戸に油断はない。開幕前、和田監督は「いわゆる強豪との連戦が続くのは、モチベーションを保ちやすいからかえっていいかも」と語っていた。“浦和戦は相性がいいから……”なんて言わせないためにも、次節の磐田戦、その次の名古屋戦も勝利し、この開幕戦勝利がフロックでなかったことを証明してほしい。

以上

2011.03.07 Reported by 白井邦彦
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