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【J1:第1節 G大阪 vs C大阪】C大阪側レポート:倉田秋の移籍後初ゴールとなる同点弾も実らず、「大阪ダービー」で宿敵に競り負ける。(11.03.06)

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3月5日(土) 2011 J1リーグ戦 第1節
G大阪 2 - 1 C大阪 (14:02/万博/20,055人)
得点者:65' アドリアーノ(G大阪)、73' 倉田秋(C大阪)、76' 遠藤保仁(G大阪)
スカパー!再放送 Ch308 3/7(月)前08:00〜
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リーグ戦8年ぶりとなる大阪ダービー勝利へ、敵地・万博に乗り込んだC大阪だったが、結果は1−2で惜敗。新加入の倉田秋が一時は同点となる移籍後初ゴールを決めたものの、今回もG大阪の前に涙を飲み、J1開幕戦でも1999年以来となる白星を得ることはできなかった。

ACLのアレマ・インドネシア戦から中2日というタイトなスケジュールだったが、先発は今回もそのまま。ホドリゴ ピンパォン、乾貴士、キム ボギョン、倉田の1トップ3シャドーの出来に注目が集まったが、この試合でも、アレマ戦同様になかなかかみ合わない。散発的に決定機こそ作ったが、「前半はなかなか前でボールがおさまらなかったので相手が試合の流れを掴んでしまった」とレヴィークルピ監督も言うように、G大阪にペースを握られる展開が続いた。

一方、守備陣は茂庭照幸を中心に、宿敵に移籍したばかりのアドリアーノをしっかりと押さえ込むなど、劣勢のなかでも凌いでいたが、37分には自陣ペナルティーエリア内で上本大海がハンドのファウルを取られて、PKを献上。ただし、そこでは相手のPK職人、遠藤保仁のキックを、C大阪GKキム ジンヒョンが絶妙の反応でストップ。絶体絶命のピンチを守り抜いたこともあって、スコアレスで前半を折り返した。

後半になると、少しずつ連動性のあるプレーをC大阪も見せられるようになったものの、気づけばまたもやボールを失うことが多くなり、G大阪にC大阪陣内でハーフコートゲームをされているような展開に。すると、65分、C大阪の右サイドを破られ、最後は一番やられてはいけない相手、アドリアーノにクロスからヘッドを決められ、失点。先にリードを許してしまう。

そこでレヴィークルピ監督が動いた。72分、ボランチの中後雅喜に代えて、3シャドーの一角を担える清武弘嗣を投入。「よりオフェンシブに戦うために倉田を1つ落としてボランチにするのがいいんじゃないかと思った」と、指揮官曰く「ブラジル的ひらめき」で、今季のトレーニングでは試さなかった布陣で勝負に出る。すると、これが交代からわずか1分後に、見事に功を奏する。

その主役は、古巣・G大阪で育ち、2年ぶりに万博のピッチに立った倉田だった。G大阪時代にプレーしていたボランチの位置から丸橋の飛び出しをうまく使った縦へのループパスでスイッチを入れると、左から丸橋、右からキム ボギョンと、続けざまのクロスでの揺さぶりを経て、再びボールを受けた丸橋の折り返しに、後ろから走り込んだのが倉田。最後は右足を振り抜き、これがうまく弾んで相手GKの手をすり抜けてゴールイン。「気持ちよかった。万博で、そしてJ1で初ゴールなので」と、貴重な得点を決めた23番は、イレブンにもみくちゃにされながら歓喜の雄叫びをあげていた。

ただし、そこから逆転を狙ったC大阪は、同点から3分後、カウンターの形からG大阪の華麗なパスワークで崩され、最後は相手の司令塔、遠藤にフリーでシュートを許す。前には上本が立ちはだかったが、ボールは無情にも上本の頭でコースを微妙に変えて、キム ジンヒョンの手の届かないコースに入ってしまい、再び1−2と突き放された。

その後、万博のピッチにC大阪のユニフォームで初見参となった播戸竜二を投入し、最後は茂庭、上本、高橋大でチャンスを作るなど、必死に前からプレスをかけながら反撃したが、1点は最後まで遠く、惜敗。万博に大勢詰めかけたC大阪サポーターの声援に応えることはできなかった。「負けて本当に悔しかったし、サポーターがああやって終わったあとにブーイングする気持ちも分かる」と播戸。主将の茂庭も「どんな相手でも2点は取られてはいけないと思う」と複数失点を悔やみ、「3点目を取られそうなシーンもあったが、チーム全体でそういうところをもっと厳しく取り組んでいかないと、上では戦えないと思うし、俺もこのままではだめ。そこは厳しく、俺自身にも厳しく、チームにも厳しく、しっかりとそこは問いかけていきたい」と、今後への課題を述べていた。

「公式戦初戦のアレマに比べるとチームのパフォーマンスはかなりよくなったと思う。2節以降もチームとして上向きになっていくと思う」とレヴィークルピ監督は前向きに捉えていたが、次節、ホームでの柏戦は、その言葉の真意が証明される、C大阪にとって極めて大事な一戦となるだろう。

以上

2011.03.06 Reported by 前田敏勝
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