3月5日(土) 2011 J1リーグ戦 第1節
G大阪 2 - 1 C大阪 (14:02/万博/20,055人)
得点者:65' アドリアーノ(G大阪)、73' 倉田秋(C大阪)、76' 遠藤保仁(G大阪)
スカパー!再放送 Ch308 3/7(月)前08:00〜
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『開幕戦』『大阪ダービー』に対する期待感を示すように、20,055人もの観衆を集めた万博記念競技場。そうしたファンの気持ちを裏切る訳にはいかないという気持ちが強かったのだろう。37分、MF遠藤保仁がPKのビッグチャンスを失敗しても、ガンバイレブンが動揺することはなかった。キックオフから徹底していた通り、全員が守備意識を高く試合に入り、まずはセレッソのボランチ、MFマルチネス、MF中後雅喜から前線に入るパスをしっかり遮断した中で、攻撃へと転じて行く。MF遠藤保仁、MF武井択也の両ボランチが無闇に攻め上がらなかったのも、相手の縦に鋭い攻撃の持ち味を出させないため。「セレッソは中盤が厚いという印象だったので、ヤット(遠藤保仁)さんとも話して今日は動きすぎず、釣られすぎず、構えて捕まえるくらいの意識でやっていた」とはMF武井の言葉だが、実際、そうして守備意識を高く持つ事によって、C大阪の攻撃は勢いを潜め、逆にG大阪のショートカウンターが効果的に決まるシーンが増える。
後半もそのペースは崩さない。「攻めたタイミングで相手のサイドがあがって、DFラインが二人になっていたので、そのスキをつこうと考えていた」とのMF二川孝広の言葉通り、安定した守備をベースに、C大阪DFラインの裏をついたパスを多用しつつ、C大阪ゴールに襲いかかる。
そんな中、ようやく均衡を破ったのは65分のことだった。MF二川とのワンツーで前線に抜け出したDF下平匠がニアサイドへクロス。これに対し、うまく相手DFのマークを外したFWアドリアーノが頭で決め、待望の先制点を奪い取る。喜んだのもつかの間、その8分後にはG大阪から期限付き移籍中のMF倉田秋に決められ一度は同点に追いつかれるが、更にドラマチックな展開がその3分後に待っていた。
76分。決めたのはMF遠藤。MF宇佐美貴史からMF二川孝広、FWイ・グノを経由したパスを受けたMF遠藤が、やや遠目の位置から右足を振り抜くと、ボールは吸い込まれるようにホームサポーターの目の前のゴールへ。コンディション的にはまだ万全とは言い難い中で、PK失敗の屈辱を自ら挽回するあたりは、さすがの一言。その瞬間、万博記念競技場は興奮の坩堝と化す。
「ファーストタッチも狙い通りではなかったし、シュートも相手に当たって入ってイメージとは程遠いものだったけど、決められてよかった(MF遠藤)」。
再び1点のリードを奪ってからは、疲れもあってか、やや中盤の運動量が低下した中で、幾度かヒヤリとさせられるシーンも。また、43分に途中出場のMFキムスンヨンがビッグチャンスを外して追加点奪取のチャンスをフイにしたり、C大阪の攻撃にヒヤリとさせられるなど、最後まで『ダービー』らしい僅差の戦いとなったが、アディショナルタイム5分も含めて安定した試合運びをみせたG大阪は、『自身初の開幕戦ゴール』を決めたMF遠藤のゴールが決勝点となり、2−1で白星を手に。07年以来となる、『ホーム、開幕白星』を飾り、『関西の雄』としてのプライドを見せつけた。
以上
2011.03.06 Reported by 高村美砂
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