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千葉にとって2度目のJ2リーグ戦がいよいよ始まる。熊本とアウェイで戦った昨季の開幕戦は、先制したものの後半のアディショナルタイムに失点し、1−1の引き分け。「J2の戦いは甘いものではない」といきなり痛感させられ、スタートダッシュとはならなかった。今季こそは開幕戦を勝利で飾り、目標の『J1復帰』に向けて好スタートを切りたい。
千葉がきっちり勝つには、積年の課題であるセットプレーやカウンター攻撃での失点を減らし、無失点で試合を終えられるかが一つのポイントとなる。これに対して、ドワイト監督はシーズン始動時から組織的な守備の構築に着手。例えば2月20日のちばぎんカップでは、1トップのFWオーロイもチームが守備にまわった時には帰陣し、ボールを持つ相手選手にプレスをかけた。ゾーンで守って相手が突こうとする穴を作らないことを心がけ、ちばぎんカップでは運にも助けられたが、無失点という結果を出した。また、204センチのオーロイ、192センチのMFファン・ゲッセル、180センチのDF竹内彬などの加入もあって。セットプレー時の『高さ』への対応力は増した。さらに、「相手のカウンター攻撃にうまく対応できないから、ファウルをして相手にセットプレーのチャンスを与えているところがあった」(ドワイト監督)ため、カウンター攻撃への的確な対応が失点のピンチを減らすことにもつながるはずだ。DF青木良太は「組織的にやることで守備は安定してきているし、個人的にもやりやすい」と話し、FW深井正樹も「守備は大崩れしなくなったと思う」と手応えを語っている。
攻撃面から「勝ちきる」ということを考えると、先制点を取り、さらに追加点を取って相手にとどめを刺すことが望まれる。昨季の千葉は本当に欲しいところで『1点』が取れず、引き分けたり、負けたりしていた。ちばぎんカップで見えた今季の攻撃は、まずターゲットのオーロイにロングボールを入れ、オーロイが落としたボールを拾って得点チャンスを作る形が多かった。だが、「それは最終的な形というか一つの形であって、サイドからの崩しなどバリエーションを増やそうとしているところ」(深井)であり、「サイドバックが頻繁に攻め上がるような攻撃ではないから、攻め上がった時には得点になるプレーをきっちりやりきることが必要」(MF坂本將貴)だ。オーロイの高さは初めて対戦する北九州の守備陣には脅威には違いないだろうが、対策は練ってくるはず。その攻撃パターンに頼らず、いかに状況に応じて臨機応変に攻めることができるかが、注目点の一つとなる。
今週に入って、それまで別メニューだった選手たちが次々と全体練習に復帰した。チームの勝利はもちろんのこと、激しいスタメン争いに勝つことも目指して、選手たちは奮起している。練習で積み重ねたことを試合で発揮し、『J1復帰』のゴールに近づく第一歩となる勝点3を持ち帰ってほしい。
以上
2011.03.05 Reported by 赤沼圭子