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【J2:第1節 栃木 vs 草津】栃木側プレビュー:北関東初の「J1昇格」へ向けた第一歩。周囲に本気度を示す重要な一戦を勝利で飾り、県民を感化させる(11.03.06)

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3月6日(日)J2 第1節 栃木 vs 草津(13:00KICK OFF/栃木グチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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勝負の年と定めた松田体制3年目の今季、栃木SCの目標は当然「J1昇格」。FC東京をはじめJ1から降格してきたクラブ、戦力補強を図った昨季の上位チームを撃破することはもちろん、「北関東ダービー」のタイトルを取らずに上のステージにはいけない。実際、昨季はダービー未勝利が響き、順位を下げた経緯がある。つまり、ダービーで勝点を稼ぐことは昇格と密接な関係にあり、オープニングマッチでザスパ草津を叩くことは「北関東初のJ1昇格」への第一歩となる。2季連続で北関東ダービー最下位に沈んだ汚名をそそぎ、優勝カップを頭上に掲げられれば、目標地点に必ず到達できるはずだ。

「つまらない試合ではなかった」
自信たっぷりにプレシーズンマッチの浦和レッズ戦(0−1)を振り返ったのは那須川将大。守備ブロックは浦和の攻撃を手詰まりにし、カウンターとサイドアタックで相手の倍以上の決定機を生み出した。攻守に積み重ねて来たことが表現できたからこそ、那須川をはじめ数多くの選手が自信を深め、サポーターも一定の満足感を得られた。

一方、0−1のスコアが示すように決定力には明らかな差があった。決定的なシュートがクロスバーに嫌われる不運が重なったにしても。そこで、草津戦までの限られた時間の中で突き詰めたのがフィニッシュの精度だ。
水曜日に行われたカウンタートレーニングでは、4対3と攻撃側が数的優位の状況ながらゴールが奪えず。「トレーニングだと思ったら入らねえぞ」、「1回1回集中してやれ」と、松田浩監督からは厳しい声が飛んだ。「敢えてきつく言ったのかもしれないが、それは必要なことだったと思う。監督の求めているものを選手は表現しようとしたので逆に良かった」とは大久保裕樹。松田監督は開幕までに「メンタル面をシャープにすること」が必要だと話した。トレーニングのためのトレーニングに終わらず、張り詰めた空気の中で神経を研ぎ澄まし、実戦を想定できたことで得られたものは大きかったはずだ。再び大久保。「全員でメンタル面を研ぎ澄ます作業に取り組めているし、その手応えを感じている」。得点機を確実にものにする心の準備は整った。

勝点3を手にするには好機を逃さないことに加え、ピンチを回避しなければいけない。草津の要注意人物は、「一発がある」(武田博行)ラフィーニャ。愛くるしい顔立ちのブラジル人FWに起点を構築されると、プレシーズンマッチで戦った先週のF東京のように被弾してしまう。昨季、栃木もDFラインのコントロールを狂わされた苦い記憶があるだけに、「囲い込んで仕事をさせないようにしないといけない」(松田監督)。
背後のスペースを気にするあまり最終ラインを後退させれば、全体が間延びしてピンチを招くことに繋がる。勇気を持ってアグレッシブに守れるかが、勝敗を分けるポイントになるだろう。

「チームの目標以上に大事なものはない。目標のために何ができるのかを考え、団結して結果を残せるかが昇格の鍵になる」
J1昇格を2度も経験している松田監督は、昇格に最も必要なのは「団結力」だと言い切る。また、「本気になることが最初の段階では大切になる」とも言った。「J1へ」を旗印に挑む今季、スローガンは早速選手の意欲をかきたて、プレシーズンのトレーニグマッチでは7勝3敗1分と好成績を残した。初期段階での本気度を周囲に示すことはできた。さらに開幕戦で勝利を収めることができれば、今度は周囲が本気になる。
開幕戦、しかもダービー。重要な一戦で求められるのは、ただひとつ。勝利しかない。勝つことで団結力が増し、団結力が増したことで勝利が掴める。そんな好循環を生むためにも、草津に勝つしかない。

以上

☆ 2011シーズン開幕直前 J's GOAL北関東担当3ライター座談会
前編 | 後編


2011.03.05 Reported by 大塚秀毅
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