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☆2011開幕特集｜totoリーグ ｜顔写真クイズ
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新潟は2009年以来の開幕戦勝利を目指す。その軸になるのは日本代表のDF酒井高徳だ。プロ入り3年目の今季、左サイドバックとして初の開幕スタメンが濃厚だ。自らの成長ぶりをチームの勝利に還元する。
練習に臨む堂々とした姿勢から、酒井高の意欲がにじむ。福岡入り当日の3日、新潟は積雪のため新潟市内の室内で練習をした。人口芝の上で軽めのミニゲームをこなす中、酒井高は自然と大きな声を出し続けた。
「精神的にはいい状態で迎えられます」。初の開幕スタメンにも気負いはない。左サイドハーフのチョ・ヨンチョル、トップのミシェウとの連係を意識しながら「彼らが前でボールを動かしているときに、僕がサポートできるようにしたい」と実際のプレーをイメージした。
年始にはアジアカップの日本代表に選出された。だが、腰痛のため開幕前にリタイア。「練習しに行っただけ」。その分、シーズンであらためてアピールしようという気持ちが強い。こだわっているのは攻撃だ。昨季31試合に出場し、1対1の守備やインターセプトは「武器」と言い切る自信が生まれた。ただ、この2シーズンは無得点。直接ゴールに迫るシーンが多いポジションではないが、「やはり得点を決めたいですね」と欲はある。
「僕がゴールを狙う、そして決めることで攻撃の層が厚くなる。そうすれば守備もしやすくなりますから」。内に切れ込んでのシュート、こぼれ球への備えと、今週は細かい部分に注意を置いてきた。とっさにその成果を出せるかどうか。開幕戦でチャレンジ、狙うのは「ゴール、最低でもアシスト」（酒井高）。それを実現させることが開幕戦の勝利につながると自負している。
開幕戦勝利に向けて、チーム全体のモチベーションが上がっている。キャプテンの本間勲は「福岡は勢いがある。難しい相手」と気持ちを引き締める。同時に「相手がどうこうではなく、うちのゲームをするだけ」と闘志を燃やす。
昨季までの司令塔のマルシオ・リシャルデスが浦和に移籍して迎える今季、今までのポゼッション重視にプラスして、タテへの速さ、強さを課題にキャンプを積んできた。サイドバックの酒井高が攻撃の意識を持っているのもその表れだ。「アグレッシブにうちらしく。そういう試合をして勝点3を持って帰りたい」と本間。今季のスタートを最高の形で切るためにチーム一丸になる。
以上
2011.03.04 Reported by 斎藤慎一郎（ニューズ・ライン）
