本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第1節 柏 vs 清水】清水側プレビュー:アウェイでも勝点3だけを狙う清水。どれだけ自分たちのサッカーを貫き、攻守ともにゴール前で気持ちの入ったプレーができるか(11.03.05)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月5日(土)J1 第1節 柏 vs 清水(19:00KICK OFF/チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch181 後06:50〜
試合速報一覧
2011開幕特集totoリーグ顔写真クイズ
----------
柏側プレビューはこちら

新生ゴトビ・エスパルスにとって初の公式戦でもあるアウェイでの開幕戦。大きく生まれ変わったチームが、そして精力的な仕事ぶりを見せる気鋭の新監督がどんなサッカーを見せるのか、清水サポーターの注目と期待は非常に高まっている。

「柏は非常に勢いがあるし、やりづらい相手だと思うけど、そこに勝てば自分たちが良いスタートを切れる。とにかく泥臭くてもいいから勝点3だけを目指していきたい」と語るのは、新キャプテン・小野伸二。その意識は、練習中のどんなミニゲームでも勝負にこだわるゴトビ監督以下、チーム全員に共通する思いだ。
したがって、アウェイであっても受け身の入り方をするつもりはない。「アウェイでも今まで練習してきた自分たちのサッカーをやればいいと思う。それを初戦で出せれば、また課題も出て、修正することができる」(大前元紀)という意識もある。
ゴトビ監督がここまで一貫して取り組んできたのは、速い攻守の切りかえでボールを奪われてもすぐに前からプレッシャーをかけていくというサッカーだ。そうして早い段階でボールを奪い返し、テンポ良くボールをつないで、小気味よくサイドチェンジしながらサイドを崩していくという攻撃の狙いもある。
 そうした戦い方を、チーム全体で意識統一して90分間やり抜くこと。それが勝点3を取ることと並び、今の清水にとって重要なテーマとなる。ゴトビ監督自身も、「自分たちの組織を作るスピード、ボールを奪った後、奪われた後のスピードが重要」と、明日の試合に向けて語っている。

スタメンに関しては、木曜、金曜と非公開で練習を行なっているため確定できないが、システムはこれまで一貫して採用してきた4-2-3-1で間違いないだろう。その中で誰が先発するのか流動的な要素があるのが、右サイドバックと1トップだ。右サイドバックに関しては、これまで通りの流れでいけばスピード抜群の辻尾真二だが、リスクマネージメントを重視した場合には村松大輔という選択肢もある。
それ以上に注目されるのが、1トップに高原直泰が入るのか、伊藤翔が入るのかという部分だ。練習試合では、経験豊富でボールもよく収まる高原が主軸となってきたが、伊藤も今年は最初から絶好調で、練習では高原以上に多くのゴールを決めている。ゴトビ監督は、1トップに対して、引いてクサビを受けることよりも、裏を狙ってDFラインを後方に引っ張ることを強く求めており、その意味では伊藤にも大いにチャンスがある。
明日のメンバー表でどんな名前が並ぶのか、キックオフ前のもっとも楽しみな要素と言えるだろう。

試合展開に関しては、清水がアウェイでもイニシアチブをとりたいという意識が強いため、まずはどちらが試合の主導権を握るかが注目される。清水の側としては、両サイドバックが積極的に上がるサイド攻撃にはある程度手応えを得ており、「攻撃は問題ないと思うけど、守備が連動してやれるかどうかが大事。守備がはまらないと、良い攻撃にもつながらないので」(大前)という部分がポイントになってくる。
つまり、守備も含めて自分たちのリズムで試合を運べれば、攻撃も自ずと機能し、チャンスは作れるはずだということ。その時間をどれだけ長くできるかが見どころとなる。また、そうした展開に持ち込めれば、あとはどれだけ悪いボールの失い方を減らせるか、そしてチャンスをきっちり決められるかが重要になる。
その意味では、「(出番があれば)こぼれ球でもどんな形でもいいからゴールを決めたい」と伊藤もJでの初ゴールに非常に飢えており、さらに高原、大前、アレックスと決定力の高い選手が前線に揃っているのは頼もしい部分だ。

また守備については、前からの守備がうまく機能しているときは、DFラインも高く保って相手をゴールに近づけさせない守りができるだろうが、90分間それを完璧にやり続けることは難しい。したがって、ミスからカウンターを受けたとき、あるいは前からのプレスを外されたとき、疲労などで組織が崩れたときに、いかにピンチを防ぐかという部分が守備陣に求められる。
「みんなが疲れてきたときに何とか身体を張って踏ん張りたい」(DF平岡康裕)、「カウンターを受けることも、ラインの裏をとられることも必ずあると思うけど、そこで自分たちがうまくカバーして、前の選手に安心感を与えたい」(GK山本海人)と、そこは選手たちも十分に自覚している。
あとは、「やってみなければわからない部分もあるけど、そこでプレーしながら自分たちで修正しながらやれるかどうかが大事」(ボランチ・岩下敬輔)ということが、試合全体を通して必要になる。

そして最終的には、「集中力やウィニングスピリット、メンタル的なエネルギーも重要」(ゴトビ監督)という言葉通り、勝ちたいという気持ちと集中力をどれだけ高め、闘志と勇気を持って試合に臨めるのか。その部分でも、新しい清水エスパルスの姿をぜひ見せてほしい。

以上

2011.03.04 Reported by 前島芳雄
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/29(月) 00:00 ハイライト:岐阜vs鳥取【明治安田J3 第23節】