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【J1:第1節 川崎F vs 山形】山形側プレビュー:「粘強(ねっづぐ)」戦う今季初戦。山形は昨年天皇杯の再現を狙う!(11.03.05)

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3月5日(土)J1 第1節 川崎F vs 山形(15:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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※川崎F側プレビューはこちら

グアム、雲仙、宮崎、御殿場と4ヵ所を渡り歩いた山形のプレシーズンキャンプは、等々力でのJ1開幕戦を最後に区切りを迎える。「ずっと団体生活をしているので、開幕が迫っているという意識は毎年あまりない」(秋葉勝)という選手も多く、特に新加入選手にとっては、そうしたモチベーションのコントロールで難しい部分もあるが、「それはそれで変に気負いすぎず、いい状態で臨めるのではないかなと思います」と船山祐二のようにポジティブな考えもある。1試合の結果だけで長いキャンプの成果を計れるものではないが、昨シーズンからのステップアップの可能性を確実に示すという意味で、J1・3年目の開幕戦は大事にしなければならない試合だ。

山形は先月24日に宮崎で広島とトレーニングゲームを行ったあと、御殿場に場所を移して開幕直前のトレーニングを続けている。広島戦は2試合を行ってともに敗れているが、0-1に終わったトップチーム同士の第1試合では攻撃・守備とも一定の手ごたえをつかんだ。「プラスアルファで自分たちがもう少し攻撃に厚みをかけないとフロンターレのゴールは取れない」(船山)と、ゴール前の精度は昨シーズンから継続する課題だが、そこに至るまでの部分、落ち着いてボールをつなぐことや、縦パスに連動するタイミングとバリエーションなどは昨年以上に質を上げている。得点を感じさせるチャンスはある程度つくれそうだ。

川崎Fに関しては、相馬直樹監督の就任に伴う戦い方の変更に、小林伸二監督は注意を払っている。それまでは縦に速い攻撃を最大の武器としていたが、全体をコンパクトに形成し、高いラインで守備を始め、ボールサイドにも全体をスライドさせる。「攻守にバランスが保てるようなコンパクトなサッカーをしているので、全員の共通理解が要る」(小林監督)。それゆえに、ジュニーニョ欠場の報に接しても、チーム戦術との兼ね合いから、それを「山形に有利」とする見方には首を縦に振らない。また、川崎Fに負傷者が出ていることについても、「そういうところをたくましく求めているから、アクシデントも起こるし、無理が利かないと怪我するしっていうのもあると思う。それを無難にしているとそこそこやるけど、監督はそういうところでアクションを起こしてる」と読んでいる。選手のレベルも当然高く、簡単に勝利できる相手ではない。

ただし、コンパクトにした分、背後や逆サイドには大きなスペースが空くことになり、そこは山形にとって大きな攻略ポイントとなる。相手のプレッシャーのなかで縦パスのコースを見つけられれば、くさびに絡む形で連動した飛び出しができ、石川竜也のようにパス1本でサイドを変える展開も有効だろう。また、ゲームの運び方にしても、「相手はまだ完成はされてないと思うし、粘り強く戦えばうちも勝算はあると思います」(北村知隆)と成熟度の違いをアドバテージと見ることもできる。先制点を許せば苦しくなるが、失点しなければ90分間のどこかで生まれるであろう川崎Fの綻びを突くチャンスは必ずめぐってくる。そして今シーズンは新加入選手や昨シーズンの控えメンバーが強力な攻撃のアクセントとなっている。終盤にかけてピッチに送り出される彼らのパフォーマンスにも注目したい。

3日の紅白戦を終えた小林監督は「開幕戦のメンバーはわからんよ」と口を開いた。トップチームのパフォーマンスにやや不満があったことも事実だが、セカンドチームが肉薄していなければ、そうした悩みも生まれない。対川崎Fでは、昨年11月の天皇杯4回戦でPK戦の末に勝利している。未勝利のリーグ戦でもその再現を狙う。

以上

2011.03.04 Reported by 佐藤円
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