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☆2011開幕特集｜totoリーグ ｜顔写真クイズ
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今季、副キャプテンに任命された秋本倫孝は開幕戦必勝をこう表現した。「水戸に勝つことだけを考えてやってきた。今までやってきたことを出すだけ」。全力勝負！ ボールを走らせ人も走る。ボールを奪ってゴールを奪いに行く。新生京都、開幕必勝を誓う！
「順調に来ています」。大木武監督は開幕への準備について口にした。
ただ、それは言葉通りではない。負傷者が多いのだ。長期、短期関係なく負傷者は工藤浩平、森下俊（左足首捻挫）。別メニュー調整が鈴木慎吾、安藤淳、染谷悠太、中村充孝、上里琢己と連なり、不安要素となる。だが、秋本はこれを一蹴した。「（他の選手にとっては出場の）チャンスになる。試合に出て勝てば自信にもなる」と。
今年、ベンチも含めメンバーは一新される。それだけに「自信」は大きな鍵になる。チャンスを最大限に生かそうとする選手がどんな頑張りをみせてくれるか、そこにも注目したい。
フォーメーションは、キャンプから取り組み始めた３バック。キャンプ明けの練習試合などで攻守のポイントが見えてきた。攻撃ではとにかく「動く」「走る」がキーワードだ。ボールを走らせ、ボールに合わせ人も走る。リターンをもらう、３人目につなぐ。ワンタッチ、２タッチ。ボールと人が動きを止めないことで変幻自在にパスがつながる。そのリズムの中で誰かが長い距離を走り、そのランニングで生まれたスペースをまた違う選手が走り込む。これで崩しが生まれてくる。サイドの空いたスペースを使うことを狙う以上に、ボールと人が走る、長い距離を走り連動して走ることが攻撃の形を作る。
これが決まり始めると相手守備陣は手も足も出なくなる。ＦＷ・宮吉拓実は「キャンプから試合を重ねる毎にやろうとしてる局面ができる場面も増えてきている」と手応えを口にした。開幕戦で爆発するか、大いに見ものだ。
そして守備。一言で表現するなら「ボールを中心に追いかけに行く」（大木監督）ことだ。
３バックにしたことで、中盤、前線もボールに追いかけに行く形ができた。相手の攻撃を押し戻し、そのボールを前線が執拗に追いかけ奪い切る。守備ブロックを築いて待ち構える守り方ではない。最終ラインのビルドアップに難を残すチームが相手なら効果抜群といったところか。
「練習でやってきたことを出すだけ」、大木監督は話した。秋本は「９０分ボールを掴んでいられる様にやりたい。走れるかどうか、やれるかどうかではなく、やろうとすることが大事。１試合１試合、今できることを積み重ねていくことが大事」と説明した。宮吉は「自信を持って自分たちのサッカーをしたい」と開幕への気持ちを表した。
いよいよ開幕。新生・京都がどんなサッカーをするか、絶対に見逃せない―。
以上
2011.03.04 Reported by 武田賢宗
