いよいよ３月５日、愛媛はホームに札幌を迎えて今シーズンのスタートを切ります。前々日にもなると練習会場に取材陣の数も増え、開幕の雰囲気が漂ってきました。バルバリッチ監督も「やるべきことはやってきた」と、あとは開幕戦のキックオフを待つばかり。愛媛にとっては昨季届かなかった８位という成績を超えるべく、新しいシーズンに臨みます。

その開幕を控え、選手たちも思いはそれぞれ。「ゴールに向かう姿勢を見てほしい」と意気込むのは新加入選手のＦＷ齋藤学。トレーニングマッチではゴールやアシストなど猛アピールを続け、開幕スタメン候補に名乗りを上げました。また、昨年の背番号23から、今季は10番を背負うことになったのはＭＦ杉浦恭平。愛媛の背番号10は代々ケガに悩まされるなど、背負う番号の重圧に苦しんできましたが「愛媛の10番には（悪い）ジンクスがあるみたいだけど、今年振り払えたらいい」とポジティブなコメントを残してくれました。そして「今季はチームとしては勝利、個人としてはゴール、数字で結果を残したい」とジンクスを吹き飛ばすための目標を語ってくれました。

ほかにも、今季の愛媛はＤＦ前野貴徳とＦＷ小笠原侑生が加わり、愛媛県人率が大幅にアップ。25選手中７選手が愛媛出身の選手となりました。昨季の終盤にケガをして別メニューが続いていたＦＷ大木勉も、開幕を前に練習に合流。ＦＷ福田健二と２人のベテランは決して多くは語らないものの、地元のクラブがより高いレベルに到達するべく、トレーニングからプレーでチームを引っ張っています。

選手それぞれの立場で、そして様々な思いを胸に臨む２０１１シーズンの開幕戦。土曜日、いよいよニンジニアスタジアムでＪリーグの舞台が幕を開けます！


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2011.03.03 Reported by 近藤義博