本文へ移動

今日の試合速報

夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!
夏休みはJリーグに遊びに行こう! 全国で180,000名様ご招待!

J’s GOALニュース

一覧へ

【2011シーズン始動!】甲府:新監督・新加入選手記者会見でのコメント(2)(11.01.14)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
14日、甲府市内にてヴァンフォーレ甲府の新監督・新加入選手記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
2011シーズンチケット販売中!(甲府公式サイト)
-----------
(1)はこちら

●佐久間悟ゼネラルマネージャー:
「昨年の栃木戦で甲府が昇格を果たしてから、昇格を祝う場が何度かあったのですが、海外出張などもありなかなかその場に立ち会うことが出来ませんでしたが、今日の会見に来て下さったメディアの方々の多さを見てJ1に戻ったことの素晴らしさを実感しています。また、これまで甲府を支えてくださったスポンサーの皆様、ファン、サポーターの皆様にも改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。

今年は契約更新できなかった選手、スタッフがいます。なかでも、内田一夫前監督には尊敬の気持ちを持っています。去年はJ2全体のレベルが予算面を含めて均衡して、難しい戦いでした。戦国リーグというのに相応しいなかで、昇格にチームを導いてくれた内田監督、選手には心から感謝したい。

これまで長い期間甲府に在籍してくれた選手にも契約満了を伝えることを選択しました。これは総合的に判断した上での難しい決断でした。残留してくれた選手には、予算的な制約がある中で満足いく年俸を提示できたと思っていませんが、甲府でもう一度頑張ろうと思ってくれた選手に感謝したいし、期待もしています。

新しく甲府に加わってくれた選手には「ようこそヴァンフォーレへ」と言いたい。ここから甲府の新しい歴史を積み上げるメンバーとして頑張ってもらいたい。また、そのための環境つくりに協力してくれるスポンサーやフロントの皆さんにも感謝したい。

甲府はJ1復帰を果たしましたが、未来への取り組みを進めている甲府にとって昇格は通過点です。私がGMに就任するに当たって海野社長から頂いたオーダーは「J1に定着し、J1で安定した活躍をする」と言うことです。J1昇格はスタートラインです。今年は計画通り目標に向かって、未来に向かって挑戦する1年にしたい。そう思ってチーム編成を行いました。

内田監督にはチームに残ってもらうことを前提にした編成に取り組んできましたが、それが果たせないことが分かってからは三浦新監督の考えを取り入れながらチーム編成にあたりました。そのなかで、オファーをした選手に来てもらえないということもありました。その理由を振り返って考えてみると今シーズンの甲府は残留争いをする可能性が高いと思われていることと、健全な身の丈経営をする中で複数年契約の提示をすることが難しいことをリスクとして捉えられているのではないかと考えています。新加入選手はそういう中でも甲府のサポーターの熱さを感じ取って甲府でそれぞれの挑戦をしたいという思いで来てくれたと思っています。

チームの中期目標であるJ1定着を果たすにはJ1残留が今年の目標になります。可能なら10位以内に挑戦したいと考えています。現時点での私の予想では、今年のJ1リーグは3つのグループに分かれると考えています。Aグループは、鹿島、浦和、川崎F、名古屋、G大阪、C大阪です。Bグループは、仙台、大宮、柏、横浜FM、新潟、磐田、神戸、広島です。Cグループは、山形、甲府、清水、福岡です。しかし、今年のJ1はBグループとCグループの差は大きくないと思っています。つまり、BグループとCグループを併せたラージグループによるサバイバルとなると予想しています。ナビスコカップは予選突破、天皇杯はベスト8をファーストターゲットにしています。

J1残留のための具体的な数値目標は13勝、勝点39を超えることです。この数字を超えることが出来れば残留の可能性が高まると考えています。勝点50で一桁順位を狙えると思っていますが、まずは39をクリアすることです。そのためには総得点で51点、1試合平均1,5点、総失点は44点以下、で平均で1,3点以下という数字が目安になると思っています。得点はセットプレーから3割程度取れる必要があると思っています。このことは三浦新監督にも伝えています。

チーム編成は予算の制約があるものの、複数のチームと獲得で競合する選手にオファーを出して積極的に行ってきました。そのなかで甲府は最後の2チームには残るものの、来てもらえなかった選手が何人かいました。選手にオファーを出した基準は、即戦力であることに加えて過去にレギュラーとして定着した実績があることです。また、各ポジションで得点力があることを目指して選手を獲得しました。あとは、人格的に評価されているということです。新しく加わってくれる選手の多くはキャプテンマークを巻いたことがあったり、選手会長に選ばれたことがあったりする精神的な支柱だった選手です。昨年の甲府は「イチガン」をスローガンに掲げてきましたが、なかなかそうなることが出来なかった。今年は「イチガン」以上の「団結力」が必要。精神的にタフな選手に来てもらいました。
今年は甲府が過去J1で戦った06、07年の内容を検証して課題の抽出も行いました。その結果、個の強さが課題だったと考えています。この課題を改善できるポイントを持っている選手ということも補強の狙いです。具体的には守備の安定を図るためにDFを補強し、MFは構成力を高め得点力の向上を図る役割を果たせる選手を獲得しました。FWは得点力、試合の流れを変えることが出来る選手を補強しました。最も悩んだのは外国人枠です。昨年、C大阪、湘南の試合を何試合か見る中で、C大阪は中盤の構成力を高めてボールを保持する時間を長くしている点がJ2時代とは違っていました。湘南は、ボールの保有率がなかなか高まらず、攻め込まれる時間があったように思っています。甲府はJ1で守備をしている時間を長くするのではなく、中盤の構成力を高め、ボールを保持する時間を長くして相手の攻撃の時間を減らす必要があると考えています。そのためにブラジルからフジネイを獲得しました。主力選手の多くはチームに残留してくれましたが。秋本倫孝が(京都に)移籍することになりました。これは想定外でした。甲府にとって大きな痛手です。

最後に、三浦新監督についてですが、招聘を決めたときには「守備的(戦術の監督)」、「お友達人事(大学時代の同期)」と揶揄、非難されました。こう言われていることは理解しています。しかし、三浦新監督は目立った選手経験はありませんが、ドイツ(ケルン体育大学)で学位を取り、日本で多くのチームで経験と実績を積んでいます。私は友人としてではなく、クラブの目標達成のために合致している監督だと判断しています。プロのGMとして評価して招聘しています。このことを皆さんにお伝えしたい。また、今年の甲府にとってJ1を熟知している指導者が必要です。(過去3年間)J1の経験がないことは(4年ぶりにJ1を戦う)クラブとしてのリスクです。J1のレベル、戦い方、選手を熟知してることも三浦新監督を選んだ理由です。三浦新監督は戦術が守備的と言われますが、現実的に考えれば甲府が守備に追われる時間は長くなると思っています。その中で、チームのメンタリティを考えると攻められている時間が長くなると、選手が自分たちを見失うことが多くなる可能性がある。そこでファールを与えれば失点の可能性も高くなります。

私は守備をして欲しいのではなく、メンタリティとして「相手にボールを持たせている。この時間帯を乗り切れば攻撃のチャンスが来る」というタフさを三浦新監督には醸成して欲しいと考えています。それがなければ、甲府のJ1残留も定着もないと思っています。この部分でも三浦新監督には期待しています。

昨年のJ1は、F東京や京都のように甲府に比べてはるかに大きな経営規模のチームが降格しています。しかし、先に話したBグループ、Cグループの中で甲府は充分に残留し、10位以内を目指すチャンスもあると思っています。クラブのスローガンにあるようにみんなで団結して、挑戦して、シーズン最後には飛躍したと言えるシーズンにしたい。そうできる自信はあります。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/07/28(日) 00:00 ハイライト:YS横浜vs八戸【明治安田J3 第23節】