12月12日(日)Jユースカップ2010:2回戦
F東京vs新潟(13:00 KICK OFF)@深川G
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F東京の倉又寿雄監督は、トップチームのJ2降格が決まってユースの選手にこう話した。
「こうなったことは受け入れないといけない。1年でJ1に戻れるようにF東京は頑張る。(ユースの選手は)自分たちが頑張って、トップの選手にユースが頑張っている姿を見せないといけない。今年残された大会はJユースカップ。ここで優勝して『F東京のユースは強い』ということをトップの選手にわかってもらえるように頑張ろう」
プリンスリーグ(関東1部)は無敗で3連覇を果たし、日本クラブユース選手権は決勝トーナメントに進出できなかったが、続く高円宮杯全日本ユース選手権は準優勝と、今年もF東京は着実に結果を残してきた。しかし、トップチームのJ2降格というショックな現実をJユースカップの直前に突きつけられた。簡単には受け入れることができないが、東京Vが夏の日本クラブユース選手権で優勝して存続の危機に直面していたクラブに希望という活力を注入したように、F東京の選手たちも優勝してトップチームやサポーターの力になりたいと思っている。
しかし、トーナメントという戦いは怖いもの。倉又監督は「(トーナメントの)逆の山に実績のあるチームが多いが、こちらの山が楽だということにはならない。目の前の相手に対してしっかり戦っていくだけ。3年生に残された時間は短いので、毎日を大切に過ごして1試合でも多く戦いたい」と肩に余計な力は入っていない。
昨年のJユースカップは広島に勝って優勝したが、今年の夏は広島に負けて日本クラブユース選手権の決勝トーナメント進出を阻まれ、ユースが唯一持っていないタイトル・高円宮杯を賭けた決勝でも先制しながらも広島に逆転で敗れた。一方の広島は昨年の悔しさを晴らした。
今度はF東京の選手が悔しい気持ちをJユースカップの場で力に変えるとき。対戦相手の新潟はU-16代表の1年生FWが攻撃の核。代表ではDFとしてプレーした川口尚紀、早川史哉は、ユーティリティプレーヤーとして貴重な経験を積んでいる注目の選手。しっかりとした守備をしてボールを奪うと、ディフェンスラインの裏のスペースを狙って来る新潟。初戦は新潟の特徴を発揮しにくいマッチアップだったが、F東京には新潟のスタイルははまりやすい。この新潟の攻撃に対して、早い時期から4バックを固定してチームを作ってきたF東京の守備力が問われる対戦になるだろう。
サイドハーフのカバーも重要になる。攻撃では、相手の守備が整っているときはサイドチェンジを使って守備の薄いところを突く、スペースがあればロングボールで狙うという状況判断をF東京の選手がどれだけ出来るのかが見所になる。
最優秀育成クラブ賞を受賞するにふさわしい育成力を持つF東京の選手は、ユースになれば大人のサッカーを求められているし、それが出来る選手たちが多い。選手個々を見れば、昨年に比べると現時点でのスケールはやや小さいが、それだけにチーム全体の力で勝つという意識が強い。プリンスリーグを無敗で制したように先輩たちが積み上げてきた伝統をプライドを賭けて守ってきた。悔しい思い、悲しい思いを1年最後の大舞台にぶつけるF東京の戦いが始まる。
以上
2010.12.11 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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