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【Jユースカップ2010:2回戦 柏vs大宮】プレビュー:1年前の決戦の再現!勝つのは柏か、それとも大宮が1年越しのリベンジを果たすのか!?(10.12.11)

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12月12日(日)Jユースカップ2010:2回戦
柏vs大宮(13:00 KICK OFF)@
Jユースカップ2010特集サイト
Jユースカップ2010出場チーム紹介

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何の因縁か、昨年とまったく同じカードとなった。昨年も2回戦で両チームは激突。しかも同じ日立柏サッカー場で行われた試合は、MF茨田陽生(柏)の活躍で、2−1で柏に軍配が上がった。あれから1年。奇しくも同じ場所、同じカードとなり、柏は2年連続の勝利を、大宮は当然この時のリベンジをと燃えている。

実力は紙一重。日本クラブユース選手権において、準優勝の柏に対し、大宮もベスト8まで勝ち進んだ。その日本クラブユース選手権において、大宮の見せたサッカーは非常に面白かった。全体が絶えず動き、サイドを中心にすばやい攻撃を見せる。
攻撃の中枢を担うのはトップチーム昇格が決まっているMF宮崎泰右だ。左サイドを主戦場とする彼は、技術の高く、ドリブル、パスセンスに秀でたエース。彼のところにボールが多く集まれば、よりリズムが生まれる。彼以外にも展開力のあるボランチの飯野峻地、クロスの精度が高い右MF平野篤志、決定力のあるFW清水道浩が厚みのある攻撃を展開する。
日本クラブユース選手権の1次ラウンドではG大阪ユース、新潟ユース、福岡ユースに対し、破竹の3連勝。堂々の1位通過を果たすが、しかし、準々決勝の名古屋ユース戦では攻撃が空回りし、決定的なチャンスを作ってもミスでものに出来ず、逆に高いディフェンスラインの裏を縦パス1本と単独突破で突かれて、カウンター4発に沈む2-4の敗戦。敗れた後、「悔しい。全然やりきっていない。全体的に悔いが残ります。1次ラウンドが順調で、このペースで行けば行けるんじゃないかという気持ちが、みんなの中にあった。油断が敗戦を招いてしまった。本当に悔いが残った」と宮崎が唇をかむと、横山雄次監督も「普通にやれたはずなのに負けた。点差以上にショックです」とショックを隠しきれなかった。
悔しい敗戦。だが、この悔しさがより彼らを強くした。さらに現在のメンバーの多くは、昨年の今大会を経験している。2つの悔しさを知っているだけに、もうこれ以上悔しい思いはしたくないはず。大宮の選手たちのモチベーションは非常に高く、もう心の隙はない。

迎え撃つ柏ユースは、夏を通じて【4-1-4-1】システムが浸透。1トップの山嵜駿、1ボランチの相馬大士の2人が軸となり、全体をコントロール。中盤にはテクニシャンのMF熊谷達也が君臨する。守備にはU-16日本代表の秋野央樹が構える。日本クラブユース選手権では、彼らが組織としてがっちりとかみ合い、準優勝を飾った。しかし、「この代は身体能力が高い。ここにレイソルらしいパスをつないで、プラス攻守の切り替えを早くして、戦えるチームにしたい」と下平隆宏監督が語ったように、まだまだ成長の余地はあり、高円宮杯全日本ユースを経験し、最後の大会に向け、チームはピークを迎えようとしている。

果たして柏が昨年同様にホームで勝利を収めるのか。それとも悔しさをよく知る大宮が1年越しのリベンジを果たし、夏の成績を越える足がかりをつかむのか。注目の一戦は日曜日、柏サッカー場で戦いの火蓋が切って落とされる。

以上


2010.12.11 Reported by 安藤隆人
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