12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
新潟 3 - 1 湘南 (15:34/東北電ス/27,389人)
得点者:2' マルシオリシャルデス(新潟)、4' ミシェウ(新潟)、61' 遠藤航(湘南)、76' マルシオリシャルデス(新潟)
スカパー!再放送 Ch180 12/5(日)深02:00〜
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新潟が3-1で湘南を下し、2010年を勝利で終えた。最終順位は9位だった。開始2分、マルシオ・リシャルデスがフリーキックを直接決めて先制すると、その3分後にミシェウが追加点。後半31分にはマルシオ・リシャルデスがこの試合2点目を挙げてダメを押した。湘南は後半16分に遠藤航がJリーグ初得点を挙げるが、反撃はここまで。立ち上がりの失点が響いた。最終順位は18位だった。
締めくくりはやはりこの男だった。2-1で迎えた後半31分、三門雄大の右サイドからのクロスを、ゴール前の田中亜土夢が頭で落とす。そこにマルシオ・リシャルデスが走り込む。「味方がうまく形をつくってくれた」。丁寧に蹴りこんだボールはライナーでネットに突き刺さった。
後半、湘南に1点を奪われ追い上げられた。閉塞気味だった雰囲気を打開するゴールで試合を決めた。始まりもマルシオ・リシャルデスの右足からだった。前半2分。右サイド、ゴールまで30メートルの距離のフリーキック。正確にコントロールされたボールはマウスの手前でバウンドするとマウスの右隅に。「うまく蹴ることができた」と思わず笑う先制点は、フリーキックで奪った今季7点目。自らの持つ、フリーキックのゴール数のシーズン記録を更新した。
試合前まで14得点。ランキングで首位をいく名古屋・ケネディ、磐田・前田遼一、浦和・エジミウソンと2点差だった。ケネディ、前田が上積みしたためタイトル獲得はならなかったが、2位タイの16点まで伸ばした。「今季はPKを2回外した。そのう
ち1回でも決めていればチャンスがあったかも」と苦笑い。もっとも「先制点を取ったときは、もしかしたら追い付けるかもと思ったが、その後は何も考えなかった」。白星でシーズンを終えることに集中した。
チームメートが自分にボールを集め、ゴールをしやすいおぜん立てをしてくれた。それでも無理はしない。ためらわず、優位なポジションにいる味方にパスを出した。「攻撃のいい形をつくることが大切。みんなが僕にボールを集めてくれるように、僕も点を取れそうな味方にボールを出した」。私欲は皆無。フォア・ザ・チームに徹した結果の2ゴールだった。
マルシオ・リシャルデスだけではなく、チーム全員がチームの勝利を考えて臨んだ最終戦だった。新潟のベンチには、白血病のためシーズン途中にブラジルに帰国したマルセロ・フィジカルコーチのイラストが描かれたTシャツと、ベンチ登録を外れた選手たちのユニホームが飾られていた。「全員で戦ったシーズン。最後までみんな一緒」。黒崎久志監督の思いを全員が受け止めた。キャプテンの本間勲は言う。「苦しい時に1つにまとまった。それがうちのいいところ」。開幕8戦未勝利と厳しいスタートを切ったシーズン。フィニッシュした順位は9位と、目標だったACL出場は逃した。ただ、新潟の力の根源を確かめることはできた。
湘南は21戦未勝利となってシーズンを終えた。「今季のうちを象徴するような試合」。反町康治監督が言うように、立ち上がりにあっさりと得点を許すと、そのまま押し切られた。
その中でも、後半は力をみせた。アグレッシブにボールを奪うと速いテンポで攻めた。後半16分の遠藤のゴールもその流れから。坂本紘司のパスを左サイドで受けた山口貴弘がクロス。それを遠藤が頭で押し込んだ。J2で戦う来季、自分たちの戦い方を90分継続し、J1で通用するための下地をつくる。やらなければならないことは明確になった。
反町監督、GK野澤洋輔、MF寺川能人は新潟が古巣。新潟を去ってから、この試合が初めてのビッグスワンでのプレーになった。アップ時に大きな拍手が起きるなど、新潟サポーターから温かな雰囲気で迎えられた。「すぐJ1に戻って、また新潟と対戦したい」と野澤。来季へ向けて気持ちの切り替えをスムーズに行った。
9位でフィニッシュした新潟、最下位の湘南。ともに今季の積み重ねが結果と内容に表れた1戦になった。
以上
2010.12.05 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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