12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
京都 2 - 0 F東京 (15:32/西京極/12,697人)
得点者:34' ドゥトラ(京都)、90'+1 ディエゴ(京都)
スカパー!再放送 Ch183 12/5(日)前11:30〜
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今季の最終節、選手たちに過酷な重圧を与えた残留争いはF東京の降格という形で幕が下りた。F東京は2000年に昇格して以来、初めての降格となる。
試合は、石川直宏を怪我で欠き、羽生直剛もベンチスタートとしたF東京に対し、京都が、9分に中村充孝からドゥトラとつなぎ決定機を作るなど、序盤から攻め立てた。とは言いつつも、内容的には決して褒められたものではなかった。
京都は何度も速攻のチャンスを得ながら仕掛けと散らしの判断が悪くフィニッシュを多く作り出せず、10分に相手の速攻の芽を摘むため渡邉大剛が、24分も角田誠が相手陣地で攻撃阻止、29分には中村太亮が遅延行為のためそれぞれ警告を受けるなどリズムを作れなかった。角田はこの時に受傷し、33分、安藤淳と交代する。
F東京も攻撃のちぐはぐさが目立った。サイドバックの椋原健太と中村北斗の攻撃参加はほとんどなく、平山相太、梶山陽平、リカルジーニョの3人だけの攻撃が目立ち、バランスを欠いた戦い方に観えた。
そんな中で京都が34分に先制点を奪う。左サイド深くから中村が長いクロスを上げると、それをドゥトラが打点の高いヘディングシュートでF東京ゴールに突き刺した。
後半に入るとF東京は、51分に左クロスからGK守田達弥が弾いたボールを平山が詰めてシュートを放つなど攻勢に出る。59分には大黒将志を投入、今野泰幸も積極的に上がり始め、65分には左CKから枠に吸い込まれるヘディングシュートを放つも京都・渡邉のクリアに阻まれ得点が遠い。
66分には大竹洋平を入れ、流れを変えようと試みるも、焦りを感じさせるロングボールは弾かれ続け、78分に高さのあるキム・ヨングンを投入し、森重真人を前線に上げるも、F東京のパワープレイは京都の壁に阻まれ続ける。
逆に、GK守田のロングスローからドゥトラがトラップ一発でスペースに抜けだし、エリア内に入るとGKのファールを誘い京都がP.Kを獲得。これをディエゴが冷静に決めて京都が90+1分という時間帯で2−0とリードを広げ、逃げ切り態勢へ入る。
結局、2−0で京都が、22節の神戸戦以来、12試合ぶりの白星で最終戦を締めくくった。
降格の16位に沈んだF東京。試合後、大熊清監督は「相手の嫌がる選手を取っておいたり」と選手が精神的に追い込まれない様、策を練っていたことを明かしつつも「みんなの気持ちの焦りがそれを超越してしまった」と残留争いの重圧に巻き込まれたことを認めた。
対して、先に降格が決まってしまった京都。今節の勝利は称賛に値するだろう。だが、来季の戦いへ、もう気持ちも切り替えなければならないはずだ。
来季へ向け、まずはフロントがリードして、選手補強もさることながら、何よりも京都というチームをどういう方向に向けさせるのか、ビジョンを示さなければならないだろう。
以上
2010.12.05 Reported by 武田賢宗
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