12月4日(土) 2010 J2リーグ戦 第38節
大分 2 - 2 横浜FC (12:35/大銀ド/11,918人)
得点者:27' 土岐田洸平(大分)、50' 三浦知良(横浜FC)、56' 高地系治(横浜FC)、89' 東慶悟(大分)
スカパー!再放送 Ch183 12/6(月)後08:00〜
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立ち上がりから横浜FCは前線の三浦知良、西田剛が惜しみないチェイシングで圧をかけ、相手のミスを誘って一気に攻め込んでいく。8分には西田の突破からのクロスに三浦が頭で合わせる。枠を捉えることはできなかったが、この最初の決定機をきっかけに横浜FCがリズムを掴む。一方の大分はやられっぱなしというわけではなく、ここ数試合でできている、後方からの押し上げからパスをつなぎゴールを狙う姿勢を見せた。
前半は全体的に優勢だったのは横浜FCであったが、大分がセットプレーから先制点を挙げる。27分にペナルティエリア横あたりから、キム・ボギョンが最終ラインとGKの間に落ちるボールを蹴りこみ、土岐田洸平が頭から飛び込んでネットを揺らした。
ハーフタイムで、岸野靖之監督は「負けているが全く問題ない。チャンスらしいチャンスは失点の場面だけだったし、パワーを全員出せば必ず逆転できる」と気合を注入。後半に入ってから、より効果的なプレスがかかるなど横浜FCの中盤での優位はさらに顕著なものとなる。50分には、ペナルティエリア外でパスを受けた三浦に対し、大分の選手は誰もマークにつけていない。その隙を見逃さず、三浦は右足を一閃した。上手くコントロールされたシュートは左サイドネットを揺らす同点弾となった。「改めてすごさを知った。負けている状態でチームを勢いづかせるゴールを決めた。あんな素晴らしい選手はいない」と岸野監督も手放しで褒めたゴールで勢いづいた横浜FCは、その6分後に指揮官の予想通りに逆転した。
「気持ちは入っていたが前半バタバタし、後半も失点してからバタバタしてしまった」と藤田義明が振り返るように、不安定な戦いが続いた大分だったが、攻撃するしかない状況に追い込まれ本来の持ち味を取り戻した。前線の高い個の力が、ゴールへ向かう姿勢、アイデア、運動性を発揮し、横浜FCを自陣へと釘付けにした。フィニッシュの部分で終始正確性を欠き続けたが、89分にようやく実を結ぶ。河原和寿、チェ・ジョンハンのワンツーから、河原の浮き球を東慶悟が決めて、同点に追いつく。ここから4分間に決定機を2度迎えたが、「今年を象徴するような試合だったと思う。指導者が運という言葉を出すのは悪いが、最後の最後での運がなかった」と皇甫官監督は嘆くしかなかった。
試合終了のホイッスルとともに、大分の選手は落胆の色を露にする。ホームでの最終戦を勝利で飾れなかったことに加え、幾度となく訪れたチャンスを生かせなかった自分たちに気落ちしているようにも見えた。
「内容は良かったが結果がついてこなかった」(皇甫官監督)という試合は、大分の改善すべき点を露骨なまでに浮き彫りにしたのではないだろうか。
以上
2010.12.05 Reported by 柚野真也
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