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【J1:第33節 川崎F vs 浦和】プレビュー:ホームでの相性の悪い浦和を迎えた川崎Fは、ホーム最終戦を勝利で飾ることができるだろうか。ACL出場権に向け、崖っぷちの戦いとなる。(10.11.26)

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11月27日(土)J1 第33節 川崎F vs 浦和(14:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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かろうじて残されてきたACLへの小さな可能性が、限りなく小さくなった。前節のC大阪との同一勝点での直接対決で敗れ、川崎Fは6位に後退。リーグ戦を2試合残す中、2位G大阪との勝ち点差が7となり、今季は3位以下の順位が確定した。タイトルの可能性が消えた30節の敗戦以降、川崎Fの目標はACLへとシフトしていただけにまさに苦境に立たされた形である。

圧倒的な勝率を誇ってきた等々力で勝てていないのも気になる。30節の鹿島戦、天皇杯4回戦の山形戦、そして前節のC大阪戦と現在ホーム3連敗中。「ホーム不敗神話は崩れてしまいましたが、いい形でホーム最終戦を終えて来年につなげられるような試合をしたい」と井川祐輔はこの試合を見据えていた。

ホームで勝てていない川崎Fが今節対戦するのは、その等々力でのリーグ戦で川崎Fが過去1勝もできていない浦和である。浦和との等々力での対戦は、昨季も川崎Fがホームでの不敗記録を止められており、相性は良くない。また06年以降負けていなかったアウェイでの浦和との対戦を今季は落としており、そういった意味でも苦戦が予想される相手となる。

泣きっ面に蜂という事になるのだが、この試合では08年のデビュー戦をはじめとし、過去の浦和戦で活躍してきたヴィトール・ジュニオールが出場停止となっており、そういう点でも川崎Fにとっては苦しい試合となりそう。そのヴィトールに代わり誰を先発起用するのかは注目点となる。

けが人の多さ、過密日程もチームにダメージを残しており、複数の選手が別メニューで調整せざるを得ない状況となっている。彼らが試合当日までに体調を戻してくるのか。それとも先発を回避せざるをえないのか。高畠勉監督はどのような判断を下すのだろうか。

マイナス面ばかりを書き連ねてきたが、苦境だからこそ鍛えられる側面もある。主力選手の不在によって若手が成長。先発のピッチを踏んできた楠神順平は計算できる選手としての立場を確立するにまで至っている。またケガから復帰して以降、コンスタントにメンバー入りしてきた小林悠も、その高い技術をベースとして、ゴール前でボールに絡んでおり、リーグ戦初ゴールの期待が高まっている。

この浦和戦は今季ホーム最終戦となる。「次がホームの最終戦なので、勝って終わりたいです。等々力で3試合負けてますし」と話すのは中村憲剛。菊地光将も「今年はホームで勝てなさ過ぎですし、今年の最後のホームゲームなので勝って終わりたいですね。それはみんな同じだと思います」と勝利への意欲を見せていた。

ホーム最終戦の相手となった浦和は、前節の横浜FM戦で大量4得点と攻撃陣が爆発。その浦和について高畠監督は「攻撃ばかりでなく切り替えも早い。非常に良いチームだとの印象を持っています」と述べつつ「うちは攻撃が売り。そういう意味ではいい試合になると思います」と話していた。浦和の攻撃は、16ゴールのエジミウソンと9ゴールのポンテの関係を中心としたものになる。彼らを宇賀神友弥や高橋峻希、柏木陽介といった運動量の高い日本人選手がサポートすることで、連動性のある攻撃を実現している。川崎Fとすればコミュニケーションを密にして、マークの受け渡しやポジションの変更に対応したい。

高畠監督のコメントにもあるように、川崎Fとすれば浦和の攻撃に対し引いて守るつもりはない。真っ向勝負を挑む姿勢を明確にしており、攻守の切り替えの早い激戦になる可能性もある。川崎Fの今季ホーム最終戦は、共に人とボールが動く好ゲームを期待したいと思う。

以上

2010.11.26 Reported by 江藤高志
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