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【J1:第33節 磐田 vs 名古屋】プレビュー:タイトルホルダー対決となった磐田のホーム最終戦。ケネディの高さを抑え、前田が100点目を決めて、サポーターに恩返しができるか(10.11.26)

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11月27日(土)J1 第33節 磐田 vs 名古屋(14:00KICK OFF/ヤマハチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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磐田にとっては今季のホーム最終戦。迎えるのは、J1王者の名古屋グランパス。ヤマザキナビスコカップで7年ぶりのタイトルを獲得した後、まだホームでの勝利をサポーターに見せることができていない磐田が、最後にサポーターの前で今季の集大成を見せることができるのか。タイトルホルダー同士のプライドもぶつかり合う東海決戦は、順位表に関係なく、非常に熱い戦いとなりそうだ。

前回のホームゲーム・山形戦では、全体にやや覇気のなさが感じられ、残り3戦が心配された磐田。だが、前節は鹿島に対してじつにリーグ戦で8年ぶりの勝利を挙げ、「ほぼベストメンバーの鹿島に対して、内容はともあれ2-1で勝つことができたというのは、我々にとっては自信になる。残りのゲームに対して、自信を持ってやっていきたい」と柳下正明監督も大きな収穫を口にした。
その鹿島戦は、前半の入り方が非常に良く、良い形から自慢の2トップが2点を奪い、最後は押し込まれながらも粘り強く守って逃げ切ったという形。今年の良い面がアウェイで存分に発揮され、残り2試合に向けて自信とモチベーションを高めることができる勝利だった。そこから中3日、2週間で5試合目というハードスケジュールの疲労はあるが、それは相手も同じ。むしろ、リーグ優勝を決めたばかりの名古屋のほうが、精神的な意味でも疲労の影響は出やすいはずだ。
そう考えると、磐田としては、いかに立ち上がりから自分たちのサッカーができるかという部分が最大のポイントになる。名古屋の守備も堅いが、それよりも失点が少ない鹿島からアウェイで2点を奪った攻撃力は健在。上位チームのほうが前田遼一対策を徹底してこない傾向がある分、最大の武器である前田を生かしやすい可能性もある。
この試合で前田がゴールを決めれば、彼自身にとって記念の100ゴール目。2年連続得点王の可能性も十分に残っており(トップと1点差)、彼がゴールを決めることが、何よりチームメイトとサポーターに力を与えることになる。

対する名古屋は、1週間前に悲願のJリーグ初制覇を決めたばかり。ただ、ホームでの凱旋試合となった前節・F東京戦では、「我々のプレーヤーはもっと責任のあるプレーをして欲しかった」とストイコビッチ監督が語った試合内容となり、0-1で敗退。そこからどれだけ気持ちを切り換え、体調を整えて、J1王者の意地と責任感を見せられるかというゲームになる。
戦力的には、田中マルクス闘莉王がケガから復帰し、田中隼磨が出場停止から戻って、他に出場停止もない。ほぼベストのメンバーで戦える状況であるだけに、あとは疲労が残る中で1人1人がどれだけ自分の力を発揮できるかという部分にかかってくるだろう。
また、得点王争いという意味では、磐田の前田と名古屋のケネディが1点差で首位を激しく争っている。磐田としては、何とか前田に100ゴール目を取らせたいし、ケネディには絶対に決められたくない。もちろん、名古屋も真逆のことを考えているため、そうしたお互いの意識がどのようにピッチ上に表われるかという部分にもぜひ注目したい。
とくに磐田の守備に関しては、セットプレーも含めて名古屋の高さにどう対応するのかが大きなポイント。ここは高い集中力と身体を張った守りを見せてほしい部分だ。

「ナビスコカップを獲ったチームがこういう順位にいるのは恥ずかしいこと」と柳下監督がつねづね語っている磐田。上位との勝点差も詰まって、トップ10に入るチャンスも十分に出てきた。しかも、残り2試合を連勝で締めくくれば、開幕前の目標である勝点50に乗せることができる。とくにこのホーム最終戦は、チケットが早々に完売となり、満員に埋まるヤマハスタジアムで、何としても男の意地を見せなければならないゲームだ。

以上
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