今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第34節 徳島 vs 横浜FC】プレビュー:1度目の対戦で素晴らしい激闘を見せてくれたこのカード。ホーム徳島は自らの問題を改善し、再び横浜FCに勝利できるか!?(10.11.14)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月14日(日)J2 第34節 徳島 vs 横浜FC(17:00KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch185 後04:50〜
試合速報一覧 | クラブサポーター対抗totoリーグ
J2シーズン表彰 投票受付中!!
----------
今シーズンもJ2では見応えあるゲームが数多く繰り広げられているが、今節のカードの1戦目はその中でも際立ったひとつと言っていいだろう。徳島と横浜FCが開幕3連勝同士としてぶつかった4節の戦い。結果としては精度あるパスワークと早いブロック形成を見せた徳島が激闘を制しクラブの連勝記録を4に伸ばして単独首位にも躍り出たわけだが、とは言え、敗れた横浜FCのパフォーマンスも大いに可能性を感じさせるものであった。それだけにその一戦を観終わった時には、間違いなくどちらも今季の大詰め時期に大きな進化を果たしているはずと強く思われたものだ。

しかし、突入しているリーグ終盤、両者はくっきり明暗分かれた対照的な姿となっている。そして現在暗の位置に立ってしまっているのは皮肉にも前記の4節に勝利した徳島の方。チームは26節から29節(28節は試合なし)、31節から前節と、立て続けに3連敗を喫しているのである。

では何故徳島がそのような状態なのかというところだが、それはチームがセカンドボール争いで後手を踏む戦いを続けてしまっているからに他ならない。事実、前節の鳥栖戦ではその問題がこれまで以上にハッキリ顔を覗かせ、徳島はそのために自分たちのリズムをほとんど持てなかったし、さらにはそこから苦い結果に繋がる失点も許してしまった…。
となれば迎える今節、やはりチームに求められるのはその部分の改善。セカンドボール争いにおけるイニシアチブを何としても握ることだ。特に自陣バイタルエリアでは決して負けられないと言えよう。そこでの支配を強められれば、前節がまさにそうであったように、守りは連続の圧力にさらされ、また効果的な攻撃のスタートを切ることも難しくなるのだから。

そこで、ボランチである青山隼と濱田武の仕事ぶりはチームの行方を左右するポイントとなる。彼らがDFラインに吸収され過ぎない的確なポジションを保ち、いい読みと予測も働かせて三木隆司やペ スンジンの跳ね返したこぼれ球を拾えたなら組織は攻守両面において活性を生み出せるに違いない。さらにそうなればきっと選手たち全員に本来のアグレッシブな姿勢と自信が蘇えり、チームは光の差す方へと再び近付けるであろう。
また今週のトレーニングから見るに、セカンドボールへ鋭く反応出来る新しい選手の起用も徳島には十分あり得る。美濃部直彦監督がどのような手を打って問題の解決を図ろうとするのか、そこも見所だ。

逆に対する横浜FCだが、こちらは目下7試合負けなしで3連勝中。この大詰めに来て積み上げてきた力をしっかり安定発揮させている感がある。その上「全然ダメでした。全体的に切り替えが遅かったし、あまりファイト出来ていなかった感じがする(渡邉将基)」と選手たちの向上意欲は3つの勝利を続けても緩みを見せておらず、そのことからもチームは理想的な向上線を描いて進んでいると言えるだろう。
そしてその横浜FCにおいてもカギを握る選手を探すと、それはFW難波宏明ではないか。前節で決勝点を奪って見せたこのストライカーが持ち前のエネルギッシュな動きを活かし徳島のバイタルエリアで存在感を示したなら、チームの連勝がまたひとつ伸びる確率は一気に高まるに違いない。

いずれにしても非常に興味深い一戦。両者の現状がそのまま結果となって現れるのか、それとも─。開始のホイッスルは14日の17:00に鳴り響く。

以上

2010.11.13 Reported by 松下英樹
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 00:00 ハイライト:琉球vs岐阜【明治安田J3 第38節】