11月7日(日)J2 第33節 甲府 vs 北九州(14:00KICK OFF/小瀬)
スカパー!生中継 Ch182 後01:50〜
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「We are KOFU, We are KOFU, We are KOFU, We are KOFU」
このコールを誇らしく聞いた大一番・千葉戦。「甲府、KOFU、コウフ、こうふ」という言葉に誇りを感じることが出来るコールが心地よかった。これがヴァンフォーレ甲府が山梨県にある幸せだと思う。アウェーでも幸せ。スタジアムに行かないと感じることが出来ない高揚感。最近、「父親」から「おじいちゃん」に昇格した海野一幸社長はフクアリの屋根に届きそうなくらい両手を伸ばしてガッツポーズをしていた。選手が全力で戦い、サポーターが全力で背中を押す。素晴らしい勝利。甲府の選手がスタンドのサポーターに挨拶しているときは頭の中で「ゆず」の「虹」が流れてきた。オリンピックの金メダルより嬉しい勝利。見方によっては「どちらが勝ってもおかしくない展開」と映ったかもしれないが、荻晃太は「紙一重の試合だったけれど、勝利に至るプロセスは自分たちが呼び込んだと思う」と自信を持って話す。
今後の4位チームの結果次第で数字は小さくなるが、第32節終了時点で4位・千葉と2位・甲府の勝点差が11なので、残り6節(甲府は5節)で甲府は勝ち点8を取れば4位の千葉が全勝しても3位以上での昇格が決まる。このことを荻晃太に話すと「ウチは計算が得意な選手が多そうには思えませんが(笑)、数字のことは深く考えずに自分たちのサッカーをやるだけ。5試合で(勝点)8ポイントは難しい数字ではないし、前節千葉に勝って大きなプレッシャーからは開放された。これからは自分たちのサッカーを発揮することに専念できる」と自信たっぷりな顔で話した。今節は19位の北九州をホームに迎える訳だが、難しいのは千葉戦との雰囲気の違い。第1クールは0-0で苦戦した相手だけに甘く見ることなんてないが、守るときは守る、ロングボールで裏を狙ってリズムを作る、シンプルにクリアするなどのゲームマネージメント能力が問われる。ある程度はボールを持てると予想するが、中途半端な持ち方ではカウンターで北九州に2勝目と連続勝ち無し記録のストップをプレゼントしてしまうかもしれない。不名誉な記録を止めるために勝つしかない北九州の選手が背負っているプレッシャーを逆手に取りながら、甲府のストロングポイントを発揮する戦い方を見せて欲しい。
今節と次節は秋本倫孝と内山俊彦が出場停止の甲府。内田一夫監督が求め続けているゲームマネージメントをなかなか体現できない甲府だが、こんなときこそ試合に出られないときでも腐らずやり続けてきた津田琢磨のリーダーシップやモチベーションの高さがチームにパワーをくれると思う。「長い間ホームで勝っていないということはみんなの頭の中にある。立ち上がりはシンプルかつアグレッシブにプレーして流れを掴みたい。90分間の中では押される時間帯が必ずあるので、そういうときは『今何をするべきか』を判断してコーチングをしたい。そういう役割も求められていると思う。戦術云々を言えないようなときでもゴール前で身体を張って、シンプルにプレーしたい」と、千葉戦の揉み返しとなるかもしれない展開への対処を考えている。これが今節の最大のポイントだ。
北九州はチームをJ2に導いた与那城ジョージ監督の退任が発表された。そして、前節、18位・富山とのホームゲームを逆転で敗れ、選手もサポーターもショックを受けていることも想像出来る。しかし、クラブとサポーターと地元スポンサーが一歩ずつ経験を積んでいけば、苦しい時代を笑い話として振り返ることが出来る時が必ず来る。甲府もクラブ消滅の危機を乗り越えてJ1昇格を果たし、今2回目のJ1昇格に向けて戦っている。県の人口が約87万人の山梨県で出来ることを100万人近い人口を抱える北九州市のチームが出来ないはずはない。お互いに地元のサポーターが誇りに思えるような戦いをしてサポーターの気持ちに応えたい。
以上
2010.11.06 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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