10月31日(日) 2010 J1リーグ戦 第28節
新潟 2 - 1 鹿島 (17:03/東北電ス/30,130人)
得点者:48' マルシオリシャルデス(新潟)、60' 新井場徹(鹿島)、90'+1 本間勲(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 11/1(月)後05:00〜
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新潟が2-1で鹿島を下した。1-1で迎えた後半のアディショナルタイム、本間勲がミドルシュートを決めて勝ち越した。鹿島は新井場徹のゴールで一度は同点にするが、反撃もそこまで。首位名古屋との勝点差は11に広がった。
最後はキャプテンが決めた。後半、アディショナルタイムに入った直後だった。チョ・ヨンチョルがペナルティーエリア右でボールキープ。本間はチョに視線を送った。「ヨンチョルと目が合った」。その直後、エリア外の中央付近に走りこんだ本間にチョがパス。本間は半身から体をひねって、ダイレクトでボールをマウスにたたき込んだ。
「枠に入れることだけを考えた。8割の力で、力まずに蹴ることができた」。今季自己3点目。自身の1シーズン最多得点となるシュートで強敵に引導を渡した。「来年の分も点を取ってしまいましたね」と笑いながら、「自分たちのサッカーができた」と満足感をあらわにした。
負けられない一戦だった。新潟は10位だが、まだACL出場権獲得の3位以内に入る可能性は残っている。そのためにも鹿島から勝点3を奪うことは最低条件だった。一方、4連覇を狙う2位鹿島は、首位名古屋と勝点差がこれ以上開くことを防がなければならない。本間は「相手が気持ちを出してくるのは分かっていた。それ以上のモチベーションで戦った」とメンタル面で相手を上回ったことを勝因に挙げた。
中盤でボールを奪い、すぐにカウンター。鹿島のパスの乱れをつき、次々とインターセプトを重ねた。体を張っての奪い合いでも粘り強く競り合った。ミドルシュートもその1つ。プレッシャーの早い鹿島に対し、後手に回ってはペースを失う。攻守の切り替えを早くし、すきが見えたら多少遠めでも積極的に狙うことは全員の意識の中にあった。
それは、本間より先にミドルシュートを決めたマルシオ・リシャルデスにも表れていた。後半3分、ペナルティーエリア前の中央付近で、大島秀夫のポストプレーからつないだボールに走りこみ、ミドルシュートを決めた。「打った感覚がないほどスムーズに蹴ることができた。サッカー人生の中で最も美しいゴール」と自画自賛するほど強烈な1発。「ボールを回しても、勝たなければ何も残らない」。ゴールに向かう貪欲(どんよく)な姿勢がチームを盛り上げた。
鹿島はその流れを食い止めることができなかった。1点ビハインドで迎えた後半15分、右サイドでボールをつなぎ、最後は新井場徹が中央に持ち込みながらマウスをとらえた。
後半の立ち上がりに失点したが、その後はプレッシャーを強めた。そこから生まれた同点ゴール。だが、得点シーンはここだけだった。前半からパスミスが目立ち、新潟にカウンターを許した。ミスの連続は焦りを呼ぶ。ゴール前に持ち込みながら不用意なシュートでチャンスをつぶす場面も。
残り6試合で首位名古屋との勝点差は11に。4連覇が遠のいた感は否めない。「リーグの最終戦は12月4日。それまで目標達成のために努力を続ける」。オリヴェイラ監督はあきらめずに戦う姿勢を強調した。
新潟は黒崎久志監督が現役時代に過ごした鹿島を相手に初勝利。順位は2つ上げて8位と、上位を猛追する勢いが出てきた。
大詰めのリーグ戦。どちらにとっても気持ちの勝負が続く。
以上
2010.11.01 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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