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【J2:第30節 千葉 vs 水戸】レポート:攻守に課題は残ったものの『運』も味方して連続無失点の千葉は、今季2度目のリーグ戦3連勝。『1点』が遠かった水戸はリーグ戦では8試合ぶりの敗戦。(10.10.18)

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10月17日(日) 2010 J2リーグ戦 第30節
千葉 1 - 0 水戸 (16:03/フクアリ/10,277人)
得点者:17' ネット(千葉)
スカパー!再放送 Ch185 10/18(月)後04:00〜
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4位の千葉の16時キックオフ予定の試合開始前に、千葉とは勝点差1で3位の福岡は試合を終えて草津に2−1で勝っていた。だが、試合後のDF茶野隆行やFW深井正樹の話では、福岡の試合結果が彼らに与えた影響はなく、水戸に勝つことだけを考えていたという。水戸戦を前にMF倉田秋やMF伊藤大介は「残りの試合は全部勝つ」と話していたが、それは千葉の全選手の思いでもある。そして、千葉は苦戦の末にまず目の前の水戸に勝った。

千葉は立ち上がりから攻勢に出た。それは水戸のDF大和田真史曰く「千葉は前から来るとは思っていたけど、思っていた以上」の勢いのよさだった。だが、水戸は慌てることなく守備のブロックを築き、ラインをコントロールしながら引きすぎないようにしつつ、千葉が突きたいと思わせる『穴』を作らないようにした。それもあってか、千葉はボールを保持するものの攻めきれず、この試合の初シュートは16分の深井という状況だった。

だが、17分、水戸のGK本間幸司のパスをカットした深井がドリブル突破で水戸のDF森賢一をかわし、ゴール前にクロスボールを入れる。すると、水戸のDF作田裕次と競りながらニアサイドに入ってきた千葉のFWネットがヘディングシュート。10月9日の天皇杯3回戦京都戦で活躍し、リーグ戦では久しぶりのスタメンの2人がゴールを呼び込んだ。

その後も千葉が優位に試合を進めるが、19分の深井のシュートは本間がファインセーブ、44分の伊藤のシュートはクロスバー直撃など、決定機をモノにできない。一方、反撃を仕掛ける水戸もまた、27分のFW常盤聡のシュートはゴールポストの横、42分のMF大橋正博のシュートはクロスバー直撃でノーゴール。課題の決定力不足が顔をのぞかせた。

次の『1点』がどちらに入るかで試合展開が大きく変わっていく後半。だが、後半にゴールが生まれることはなかった。1試合を通して24本(後半は11本)のシュートを打った千葉だが、後半は本間のファインセーブに2度阻まれたり、枠外に外れたりと水戸にとどめを刺す『2点目』を奪えない。また、先制点はサイドを攻めてのクロスボールからという形で、それが水戸守備陣には有効に思えたのに、ゴール前の中央でのワンツーなど細かいパスワークでの崩しを狙いすぎたことも『2点目』を遠ざけたのかもしれない。

千葉の動きが落ちてきてボールへの寄せが少し甘くなったため、後半の水戸はゴール前に迫る回数が増えた。木山隆之監督が早めに手を打つ選手交代でフレッシュなパワーを加え、千葉とほぼ互角の戦いに持ち込んだ。だが、シュートは精度不足でゴールの枠内に飛んだものは少なく、最後まで得点できなかった。本間の再三の好守、ネットへのロングボールを跳ね返し続けた大和田の奮闘は光っていただけに、ノーゴールでの敗戦は悔やまれる。

セットプレー時の守備が課題の千葉には水戸が得意なセットプレーは脅威だっただけに、わずか1点のリードは安全圏ではなかった。特に後半に多かった、ミスから相手にボールを奪われる場面、カウンター攻撃の際にミスでシュートまで持ち込めない場面は、「残りの試合は全部勝つ」つもりならば、なくしていかなければならない。天皇杯3回戦の反省点の「ミスを減らすこと」と「修正を早くすること」は、次節への引き続きの課題となった。

以上

2010.10.18 Reported by 赤沼圭子
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