10月17日(日) 2010 J2リーグ戦 第30節
大分 1 - 0 柏 (13:04/大銀ド/9,101人)
得点者:45' キムボギョン(大分)
スカパー!再放送 Ch185 10/18(月)後09:30〜
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1シーズンのなかで状況を変化させる分岐点があるとしたら、大分にとってはこの一戦がその瞬間なのかもしれない。16位に低迷している大分が、リーグ戦28試合で一度しか黒星を喫していない首位の柏に土をつけたのだから。
この日の大分は戦い方がはっきりとしていた。組織的な守備と素早い攻撃を身上に、序盤から相手ボールに対し積極的にアプローチし、こぼれ球を拾って中盤を支配。1トップのチェ・ジョンハンと2シャドーのキム・ボギョン、河原和寿がディフェンスラインの背後を狙い、ロングフィードを巧みに織り交ぜながらポゼッションを高めていった。10分には自陣から複数のパスをつなぎ、最後はキムのクロスを河原がダイレクトでボレーを放った。菅野孝憲のファインセーブに阻まれたものの、意図した攻撃の形をつくった。その後も小気味良いパス回しでリズムをつくり、決定機を築いていった。45分にはカウンターからチェがドリブルで独走し、十分に相手を引き付け並走していたキムにパスを送り、キムが先制点挙げた。
対する柏は、ネルシーニョ監督が「前半に守備のところでスペースと時間を与えてしまった」と言うように、運動量の少ない中盤が機能せず、自陣で守備に追われることが多く、前線までボールを運べない。それならばと前線の北嶋秀朗に託すも攻撃は単発で、それではチームのリズムが生まれないのも当然だった。ハーフタイムに指揮官は「守備をタイトにプレスをかけ、ボールを奪って素早く攻めるように」と指示を出したが、後半早々の5分にレアンドロ・ドミンゲスが乱暴な行為でレッドカードを受け、プランは崩れた。終了間際にパワープレーで幾度かチャンスはつくったが、「今日の結果は妥当。大分の方が素晴らしかった」(ネルシーニョ監督)というのは、この試合を観た者の共通した見解だろう。
大分は28節水戸戦から最終ラインを3バックに変更し、守備の安定感が増した。2トップの相手に、菊地直哉、池田達哉がマンツーマンで厳しくマーク。リベロの藤田義明がカバーリングで対処し、決定的なシュートを打たせなかった。「前も中盤も守備をしてくれ、チーム全体で守備ができた」(藤田)と組織的な守備が機能し、ストロングポイントになりそうだ。攻撃に関しては、後半追加点を奪えない課題は残った。一方の柏は、「これまで負けずにこれ、天皇杯も勝って(チームの雰囲気に)緩い部分があったが、昇格のラストスパートで目を覚まさせてもらった。この敗戦をいい結果に結び付けたい」(北嶋)。J1昇格へ向けて、この敗戦を教訓となったはずだ。
以上
2010.10.18 Reported by 柚野真也
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