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【J2:第30節 愛媛 vs 岐阜】レポート:勝点1に手ごたえをつかんだ岐阜と、物足りなさを残した愛媛。順位争いでは両者とも半歩後退のスコアレスドローに終わる。(10.10.18)

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10月17日(日) 2010 J2リーグ戦 第30節
愛媛 0 - 0 岐阜 (16:04/ニンスタ/3,107人)
スカパー!再放送 Ch183 10/18(月)深01:00〜
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混戦が続く順位争いの中で、さらに上を目指す両チームだったが、結果はスコアドローという痛み分け。愛媛、岐阜ともにしっかりとブロックを作り、無失点で試合を終わらせた点は悪くなかったし、時にその守備を崩すアイデアのある攻撃も繰り出して互いに何度も見せ場は作ったが、ゴールには届かなかった。

その攻撃面では、奪ってから縦に速くボールを動かし、最初の決定機を迎えた岐阜。右サイドで縦にボールを運ぶと、中央で嶋田正吾が愛媛のディフェンダーを引き寄せ、最後は左サイドから走り込んできた永芳卓磨にスルーパス。フリーで放ったシュートはGK川北裕介が体を張って阻止、愛媛はピンチをしのいだ。逆に愛媛は18分、大木勉とジョジマールのワンツーに渡邊一仁が絡んで中央を突破したが、最後のスルーパスはわずかに届かず。28分には関根永悟のくさびに大木がヒールで落とし、ジョジマールがシュート。しかし、これは岐阜のディフェンスに跳ね返された。「アウェイでもこうした戦い方もできるようになることが必要だし、いい前半だったと思う」と振り返った倉田安治監督に対して、「攻撃でも守備でも足が止まって少し積極性に欠けていた」とバルバリッチ監督が指摘したように、前半に関してゴールに近かったのは岐阜。愛媛は動き出しが遅く、岐阜のブロックを崩し切れていなかった。

しかし、後半に入ると愛媛が動く。流れを変えた1つのパスは、71分にDF小原章吾が見せたロングフィード。右サイドを猛然と駆け上がっていた関根永悟のスピードを殺さない正確なパスから、決定機を作り出す。関根のクロスに合わせたFW石井謙伍のシュートはゴールの右に逸れたが、続く74分には越智亮介が中盤の高い位置でパスをカットすると杉浦恭平がつないだボールをジョジマールがシュートまで持ち込み、愛媛の攻撃にもスピード感が生まれた。その点では、愛媛に傾いた流れをさらに引き寄せることに成功したバルバリッチ監督の采配。80分には福田健二を投入し、フォーメーションを4−3−3に変えて岐阜を押し込む。すると85分には、左サイドから三上卓哉のクロスに対して再び石井が頭で合わせたものの、GK野田恭平の正面へ。そして試合はタイムアップへと向かっていった。
この結果を受けて岐阜は11位へと順位を下げ、愛媛は12位のまま変わらず。両者とも一桁順位は半歩遠のく形となったが、岐阜はアウェイで最低限の結果を得たことで選手たちも監督も少なからず収穫を得たことを強調。3勝10敗と苦手にしていたアウェイで2試合連続のドローは、確かに悪くない結果。次節もアウェイで岡山戦(10/23@津山)に臨むが、第22節の水戸戦(8/15@Ksスタ)以来、再び勝利をつかむための自信を深めたようだ。その一方でむしろ、険しい表情を見せたのは愛媛の方。試合後、川北は天を仰ぎ、三上はピッチを叩いて悔しがった。ホーム4連勝という記録も阻まれ、戦いながら成長を見せてはいるが、まだもう一息、壁を乗り越えられない印象を残した。次節はアウェイ・甲府戦(10/24@小瀬)。今度は愛媛がアウェイから勝点を持ち帰り、ラストスパートへの仕切り直しとしたい。

以上

2010.10.18 Reported by 近藤義博
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