10月17日(日) 2010 J1リーグ戦 第26節
新潟 4 - 1 名古屋 (16:04/東北電ス/32,754人)
得点者:31' マルシオリシャルデス(新潟)、34' ケネディ(名古屋)、43' 三門雄大(新潟)、45' 大島秀夫(新潟)、75' マルシオリシャルデス(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 10/18(月)後05:00〜
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新潟が首位名古屋を4-1で下した。リーグ戦に5試合ぶりに復帰したマルシオ・リシャルデスが2得点。前半31分にフリーキックを直接決めて先制点を挙げると、3-1とリードした後半30分にはダメ押しのゴールを奪った。
名古屋は前半34分にケネディの今季15得点目で同点としたが、その後に突き放された。中村直志が後半8分にこの試合2枚目のイエローカードで退場するなど、数的不利に陥ったことも響いた。
マルシオ・リシャルデスが念願を叶えた。前半31分、ペナルティーエリア前左すみからのフリーキックを直接ゴールへ。その直後、ボールをユニホームの腹部に隠して、バックスタンドの前で「ゆりかご」のパフォーマンス。そしてボールをユニホームの中から出す「出産」のパフォーマンスも。
結婚4年目のタリタ夫人が妊娠1カ月であることが分かった。「子どもが欲しかった。本当にうれしい」。今までチームメートに子どもが授かるたびに「ゆりかご」に加わった。この日の主役は自分だ。2007年の来日時に結婚し、以来、自分の子どものために「ゆりかご」を披露するのが願いだった。
「試合をテレビ観戦している奥さんへのメッセージだった」というパフォーマンスを披露する場面は、もう一度あった。後半30分、三門雄大のパスを受け、ゴール前から右すみに決めるダメ押しの4点目だ。願いを現実にできたこの試合。チームに勝利も呼び込んだ。試合後はすぐに夫人に電話を入れ、勝利の喜びと、これから生まれてくる我が子への、ゴールのプレゼントを報告した。
右大腿(だいたい)部の故障が完治し、5試合ぶりにリーグ戦に復帰した。そして新潟にとっては6試合ぶりのリーグ戦勝利になった。マルシオ・リシャルデスは存在の大きさをあらためて示した。
同じようにこの試合から復帰したミシェウとともに、軽快にボールをつないで攻撃のテンポを作る。マルシオ・リシャルデス不在の間、懸命にボールをさばき続けた本間勲、小林慶行のボランチ陣の負担が軽減され、攻撃の起点が複数できた。4点目はマルシオ・リシャルデスからミシェウ、三門雄大、そして最後にマルシオ・リシャルデスとスピーディーにつないで決めたもの。「チームの速い動きを意識した」というように、スムーズに新潟のストロングポイントを引き出した。
新潟の順位は10位のままだが、久々の勝利で勝点差を縮めたことは次につながる。「これから1つでも順位を上げたい」(マルシオ・リシャルデス)。上位争いへ再挑戦する下地はできた。
一方の名古屋は今季最多失点で完敗。ストイコビッチ監督が「このスタジアムは好きではない」と言うように、新潟でのアウェイ戦は、これで7戦して1引き分け6敗。首位を走る勢いを持ってしても、鬼門を突破できなかった。
前半34分にゴール前の混戦からケネディが押し込んで同点に。その3分前に先制されていただけに、一気に勢いづくかと思われた。だが、その後は前半にたて続けに2失点。さらに後半8分には中村が退場と、完全に失速した。「新潟はチャンピオンのようにプレーしていた。スペースをうまく使っていた」と指揮官が脱帽するように、ワンボランチの、ダニルソンの脇のスペースを突かれて主導権を奪われた。
もっとも、敗れはしたものの2位鹿島との勝点差は8。「プレッシャーはない。あるのは鹿島さんとガンバさんのほう」。ストイコビッチ監督は余裕を見せる。ここまで6試合負けなしだったが、好調の中で見え隠れしていた課題がはっきり出た。修正点が分かったことで、初優勝へのモチベーションはさらに高くなった。
5試合未勝利でトンネルを抜けた新潟と、6試合で不敗が止まった名古屋。明暗は分かれたが、ともに次節につながる収穫を得た一戦だった。
以上
2010.10.18 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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