今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第26節 横浜FM vs 神戸】レポート:小野がJ1リーグ初得点!横浜FMが退場者続出の神戸に辛勝。(10.10.18)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月17日(日) 2010 J1リーグ戦 第26節
横浜FM 1 - 0 神戸 (13:03/日産ス/17,823人)
得点者:64' 小野裕二(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch183 10/18(月)後02:00〜
新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------
試合後、お立ち台には小柄な17歳の姿があった。
「(お立ち台に上がって)緊張しています(苦笑)。今日は勝たないといけない試合。自分でゴールを決めて、勝ててうれしいです」
言葉の主は、横浜F・マリノスの小野裕二。高校生らしい初々しいコメントを残してくれたが、プレーはすでに『大人』だった。
決勝点のシーン。64分に小椋祥平が出した巧みなアウトサイドキックの縦パスが小野へ渡る。小野は「トラップしようとしたが流れちゃったんですが…」結果オーライ。その先にいた兵藤と軽快なワンツーを決め、ヴィッセル神戸DFを置き去りにし、クールにゴール右へと入れた。そしてゴール裏まで駆け寄り、会心のガッツポーズをつくる。

この日の小野は、J1公式戦初先発の端戸仁と2トップを組む。流動的ではあったものの、2人は縦の関係。小野はトップ下にも見える位置にいたため、相手ボランチに対して果敢なチャージを見せる。9分に神戸のボッティからボール奪取。13分には再びボッティに後ろからタックルを仕掛け、イエローをもらう場面もあったが、この日は守備面でも『大人』だった。
「裕二と仁も前からプレスをかけてくれたので、(後ろの選手が)楽だった」とはボランチ小椋の談。また山瀬功治は、「ボランチを含めた守備ラインが、攻撃のスタートとなるボールの奪い方をしてくれたのが今日はよかったと思う」と語る。つまり、若い2トップから始まった守りの連鎖反応が、勝因の一つだったかもしれない。

対する神戸は、「河本(裕之)の退場が一番大きかったと思う」(和田昌裕監督)。彼が2枚目のイエローで退場した59分までは、DF4枚と中盤4枚がフラットに並ぶコンパクトな守備が奏功。横浜FMがその時間帯までボールの収まりが悪く、ロングボール主体になっていたのもそのためだと言える。

ボールを奪えば、明確なクリアや長い縦パスから速攻を仕掛け、ターゲットマンの都倉賢が相手DFに競り勝つ場面も時折、見られた。注目の大久保嘉人はケガ明けとは思えない俊敏な動きで、前半だけで3本のシュートを放つ。ところが、84分にその大久保が一発退場。これで神戸は、単に9人になっただけでなく、大黒柱を失い万事休す。
救いだったのは、途中出場の田中英雄らが懸命にボールを追い回し、最後まで諦めない姿勢を貫いたこと。それが神戸ゴール裏にも伝わったのか、試合後はブーイングではなく、エールが送られていた。

一方、横浜FMゴール裏では、狩野健太のチャントの大合唱が巻き起こる。彼は後半途中に投入されたものの、終了直前に清水範久と交代。プレー時間は20分にも満たなかった。それは木村和司監督のコメントから察するに、追加点奪取を強調する交代だったのに、意図が伝わらなかったからのようだ。一方で、栗原勇蔵は「勝つことが最優先だから、(攻めたかった)健太をサポートできなかった」とフォロー。不運な面もあった狩野だが、下を向く暇はない。期待の表れであるファン・サポーターの大合唱を無駄にしないためも。

以上

2010.10.18 Reported by 小林智明(インサイド)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

天皇杯 決勝
2024年11月23日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/16(土) 00:00 ハイライト:FC大阪vs相模原【明治安田J3 第37節】