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【J1:第25節 大宮 vs 浦和】レポート:今季2度目のさいたまダービー、大宮はペースをつかみきれないまま浦和に完敗。(10.10.03)

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10月2日(土) 2010 J1リーグ戦 第25節
大宮 1 - 2 浦和 (13:00/埼玉/33,660人)
得点者:4' 高崎寛之(浦和)、16' 柏木陽介(浦和)、45' ラファエル(大宮)
スカパー!再放送 Ch180 10/4(月)前10:00〜
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今季2度目のさいたまダービー、互いに気合十分の白熱した戦いとなった。気合が高まるために十分な理由がお互いにあった。ホームの大宮にとって、浦和はどうしても倒したい相手であることはいうまでもない。それに加え、前回対戦で勝利したにも関わらず悔しさを残したままだった。「こっちに退場者が出てやることがはっきりしたから浦和相手にも勝てたといわれたのが悔しくて。11対11でやって勝利したいと思っていた」と金澤慎は抱いていた思いを話していた。一方の浦和も昨季後半戦での対戦、そして今季1度目の対戦で大宮相手に2連敗を喫しており、なかなかそれは受け入れられることではないのだ。

試合に臨んだ22人は、事前の予想通り。大宮は李天秀とラファエルが関係を熟成させつつある2トップを組んだ。一方の浦和もポンテの出場停止を受け、高崎寛之とエジミウソンの2トップを組んだ4−4−2のシステム。だが、大宮は試合二日前の紅白戦から浦和のシステム変更への対応はしており、読みがあたった格好だ。システム的にも真っ向勝負となったわけだ。

だが、試合開始から勢いでまさったのはアウェイ側となる浦和だった。「相手のシステムや動きが予想外だったわけではない。だけど、ちょっとずつ相手のポジショニングがよかったりして、あれ?あれ?となっている間にこちらが少しずつ下がっていき、あっという間にやられた」と青木拓矢が振り返る。先制点を奪われたのは試合開始からわずか4分のことだった。フリーになった柏木陽介が右サイドからやわらかいクロスを上げると、高崎がヘディングであわせた。続く16分には、中央を駆け上がった柏木が、エジミウソンの落としを利き足ではない右足で浮かせたシュートでネットを揺らす。瞬く間に2点を先行される苦しい展開となった。

それでも、大宮は意地を見せる。前半終了間際の45分、村上和弘が左サイドを駆け上がると、グラウンダーのクロスを入れる。ニアの藤本にはつながらなかったもののファーサイドのラファエルが「相手ディフェンダーよりも先に触れたので」と落ち着いて右足で流し込んだ。

前半のうちに1点を返すことができ、更にハーフタイムにずれたマークの修正を行ったことで後半は大宮がペースを握る。フィンケ監督に言わせれば「前半と後半で全く違う内容となってしまった」と表現されるほどの変化を見せた。だが、青木や金澤が中盤から飛び出しゴールに迫ったが、フィニッシュ一歩手前で終わってしまうのがこの日の大宮。後半最大のチャンスは79分、金澤のミドルシュートをGKがはじいたところに渡部大輔が反応したがまたしてもGKに防がれてしまったシーン。ペースをにぎりつつも45分でわずかにシュート3本で終えることとなったのは大きな課題だ。「ホームでのダービーだったし、どうしても勝ちたかった。相手の気合が入っているのはわかっていたがこっちだって入っていたのだが、結果がついてこなかった」という渡部のコメントに大宮の選手たちの気持ちは代表されるだろう。選手たちは肩をおとしてピッチを後にした。

結局前半のスコアのまま試合は終了。浦和はこれで7戦負けなしで4月以来の連勝、暫定7位浮上と、ACL出場可能な順位へも見えてきた。中でもここにきて好調な柏木、田中達也の存在は光った。大宮は連勝ならず、順位も14位のまま。ダービーでの2連勝とはならなかったが、浦和に対して与しやすい相手ではないと印象付けることはできたはずだ。「負けはしたけれど、今後につながる課題が見つからなかった試合ではない。少しずつ上昇していきたい」と渡部は話す。一刻も早く残留戦線から脱出したい大宮にとって、下を向いているヒマはない。

以上
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