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【J1:第25節 京都 vs 広島】プレビュー:巧さの広島に強い気持ちで挑めるか。京都がゴールで閉塞感を打ち破れるか、注目の一戦!(10.10.01)

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10月2日(土)J1 第25節 京都 vs 広島(13:00KICK OFF/西京極チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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第25節、京都は、西京極に広島を迎える。
京都の選手何人かに聞くと彼らは一様に、広島の強さ、ポゼッションの巧さについて警戒を高めていた。それを聞き、京都の選手と広島の選手がルーズボールを争う場面が浮かぶ。
こぼれたボールに対し競り合う。片方の選手は「これを奪い切って絶対に自分たちのボールに」と考え、もう片方は「競り合って取り切れなかったらピンチになる」と考える。当然、強気に出た選手がボールをキープし、そうなれなかった選手が守備側にまわる。選手の心理がプレーに現れる場面だ。相手の強さ、巧さに対し、一歩も引かない闘う気持ちと姿勢を持って試合に臨めるか。広島相手にまずここが試されるだろう。

対戦相手の広島。29日にはヤマザキナビスコカップの準決勝を清水と争い、タイトなスケジュールをこなし西京極に入る。負傷者も多く、FW佐藤寿人、右サイドのミキッチなどが戦列を離れている。しかし、FW李忠成が、29日の試合を含め3戦連続でゴールを決めており、大きな穴を感じさせない。特に23節、24節と左サイドを上がった槙野智章からのクロスに合わせて点を取っており、二人のコンビには高い警戒が必要だろう。槙野は、前回(16節)の対戦では、攻撃参加を自重していたが今節は思い切って攻め込んでくることが予想されるだけに注意したい。
また、ディフェンスのストヤノフも攻撃の起点としての役割を持っており、ここに対しても早めのチェックが必要となるだろう。

迎え撃つ京都。課題ははっきりしており、得点を奪うことである。ボランチの角田誠は「崩しの最後では誰かが無理をすることも必要」と考えを明かした。無理とは、裏への飛び出しであったり、「前線の選手の個の力量とか。ディエゴやドゥトラ、(中村)太亮なんかもその強さを持っているし」(角田)。そして、チームでそういうシチュエーションを作れれば、とした。
中山博貴は「運動量を上げて、動きの質を高めたい」と意気込む。質という点では、22節の神戸戦の後半にヒントがあるだろう。神戸は後半、ボッティをボランチに置くなど、一気に攻勢に出てきた。そんな状況下で柳沢敦は、攻める神戸の裏にできたスペースを見事に突いた。広島が攻撃に出てくれば、裏のスペースが空く。だからこそ、中山は「上手くカウンターができれば」と攻撃のイメージを練り上げる。

ボランチ起用で試合に出るようになった染谷悠太は「リトリートした相手を上手く釣り出すようなことができるようにしたい」と口にしていたが、これは興味深い意見だろう。
秋田豊監督のサッカーが浸透してきて、京都のサッカーが変わったなと一番感じさせたのが、このバックパスである。一般的には「出す所が無い」からディフェンスに戻す、と捉えられているが、京都の場合、相手前線のプレスを引き出す意図も存分に見られる様になった。
水本裕貴らセンターバックに相手の前線が喰いついてくると、中盤にスペースができるのだ。特に後半、足が止まってくるとこのスペースが容易にでき、ボランチが効果的にボールを散らせるようになる。バックパスでスペースを作る。京都のポゼッションの質も上がっていると感じさせてくれる。
相手がプレスに来なければ、センターバックがフリーでボールを蹴ることができる。広島のストヤノフを起点とした攻撃をイメージする感じか。京都もその場合の攻撃パターンに自動的に移行できれば、ロングボールで京都が先手を取ることもできるはずだ。
「広島相手に自信を持ってポゼッションをしたい」、安藤淳は自分たちのサッカーに強い信頼を見せた。

ただ、「先手を取っても攻撃的な一手を入れないと」と、角田誠が言う様に、なんとか先手をフィニッシュに結びつけたい所である。
閉塞感があることは認めなければならないだろう。だが、それを解決する順序も明確になりつつある。まずは先手。そして、ポゼッションでも速攻でもロングボールでも、選手同士がその意図を感じ、理解し合うこと。そしてゴール前へ。
「(攻撃で)迫力をださないといけない」と安藤は話したが、ゴールに向かって、なんとなく、ではなくより具体的なイメージを持って迫ることが大事ではないだろうか。
目の覚める様なシュートが出るかも知れないし、こぼれ球を押し込むかも知れない。シュートが広島DFに当たり吸い込まれるかも知れない。逆に、決定的な場面を外すかも知れない。もどかしいかも知れないが、決して焦れないことも必要だ。
何より、「次こそは入れる、入れてやる」と、ゴールに対しての希望もみせて欲しい。一点の疑念も持たず、何度でも迫力あるチャレンジを。あきらめないサッカー。これも秋田監督は自身のサッカーに掲げていたはずだ。

いつも書いているが、京都はすでに土台をしっかり建て直していると断言できる。どこを相手にしても戦えるだけの素地はできていると思っている。本当に、後は、心の持ち様や自主性、そして、ラストについてのイメージのところだと思っている。その一端を見せてくれるかどうか、今節、期待したい。

以上

2010.10.01 Reported by 武田賢宗
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