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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 川崎F】磐田側レポート:川崎Fの攻守の圧力に苦しんだ磐田。後半は攻撃に出るがゴールならず。敗れたが最小失点で抑えアウェイ戦に望みをつなぐ(10.09.30)

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9月29日(水) 2010 ヤマザキナビスコカップ
磐田 0 - 1 川崎F (19:00/ヤマハ/10,353人)
得点者:50' 黒津勝(川崎F)
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「あそこまで来るとは、ちょっと思っていなかった」。ホームチームの指揮官がそう振り返るほど、前半の川崎Fのプレスは激しかった。開始6分に左サイドバックのDFパク・チュホが相手右サイドバックDF森勇介との接触プレーにより負傷退場(後に腓骨骨折と判明)、急遽MF山本康裕に代わるアクシデントの影響もなかったとは言えないが、磐田は戦いのベースとなる攻守の機動力と切り替えの速さで上回られて守勢にまわった。
3ラインを高い位置でコンパクトに保ち、そこからボール保持者に2〜3人で襲いかかるようにチェックを仕掛ける川崎F。とくにボランチを素早く潰され、磐田は攻撃を組み立てられない。わずかでもファーストタッチが大きくなると餌食になり、ルーズボールもことごとく拾われて押し込まれた。たとえボールを持っても、素早く守備陣形をとりカウンターの爪を研いで待ち構える相手を前にパスをつなげない磐田は、危険エリアの中盤を省いて前線へのロングボールを多用。FW前田遼一の動き、ポジショニングは光ったが、そこになかなか合わず、MF西紀寛が機転をきかせて下がり目のポジションで組み立てて敵の網をかいくぐったり、前にかかる相手の裏のスペースを何度か速攻で突いたが、大きなチャンスには到らず。前半はシュート2本に抑え込まれた。

しかし守備は踏ん張った。DFラインを押し上げることはできなかったが、ゴール前でしっかり守備ブロックを形成し、ペナルティエリアをえぐられるピンチにもDF陣が体を張ってラストパスやシュートをブロック。累積警告により出場停止となったDF古賀正紘の代わりにセンターバックに入ったDF大井健太郎も、1対1の強さをみせて奮闘。GK川口能活も超ファインセーブを連発。水際で自陣ゴールを死守し、0−0で折り返した。

視察に来たザッケローニ日本代表監督と同じイタリア人のオートバイ・ロードレースライダーで、9回ワールドチャンピオンに輝いているバレンティーノ・ロッシ(フィアット・ヤマハ・チーム)が挨拶をしてスタンドを盛り上げたハーフタイム後も、ピッチの趨勢は変わらなかった。川崎Fがついにアウェイゴールを陥れたのは、50分。DF菊地光将のロングフィードにDFイ・ガンジン、MF上田康太が反応するがコントロールできず、自陣に向かって転がるルーズボールに。川口がペナルティエリアから飛び出すがFW黒津勝の足が一歩速く、無人のゴールへ流し込まれて先制されてしまう。

磐田が攻撃に出たのは、そこからだった。54分、柳下正明監督は、この日精彩を欠いたボランチ上田に代えて「ゴール前に顔を出せる」MF成岡翔を投入。その後、速攻を応酬する時間を経て、相手を押し込んでいく。前半は沈黙したサイドを起点にした攻撃が息を吹き返し、パスもつなげるようになった磐田。攻勢に転じたのは、川崎Fの運動量が落ちたことに加え、1点を奪ってやや引いたことにもよるが、何より、ホームで絶対に負けたくないという気持ちにスイッチが入ったことによるだろう。川崎Fのカウンターを浴びるリスクはあったが、その起点もしっかり潰し、終盤にかけて猛攻を仕掛けた磐田の後半のシュートは相手の4倍の12本。濃厚なチャンスもあった。57分、DF駒野友一からのサイドチェンジを受けた成岡が絶妙なファーストタッチで抜け出しシュート。64分には速攻から駒野がクロスを放つが味方とわずかに合わず。直後、ゴール前でフリーのポジションをとった前田に左からのアーリークロスがピタリと合うが落としに走り込んだ西は間に合わず。続けて船谷圭祐の右CKを大井がとらえるがゴール左にそれ、89分、西のミドルシュートをGKが弾いたところに詰めた前田の決定的なシュートもGKがブロック。国立での決勝進出を願うサポーターたちのチャンスを後押しする歓声が、ことごとくため息に変わる中で、試合終了のホイッスル。磐田はゴールを挙げられず、川崎Fに逃げ切られた。

ホームでの敗戦は痛いが、内容からすれば相手に決定的な2点目を許さずに終えたことは、磐田にとって悪くはない結果と言えるだろう。前半戦は0−1。まだ勝負はわからない。ケガ人や代表に呼ばれる選手の不在は気になるが、アウェイ戦での逆転勝利を期待したい。

以上
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