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スカパー!生中継 Ch184 後01:50〜
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暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、記録的な猛暑が続いた夏から一転して、秋の涼しい空気が流れる大分市内。今節、大分銀行ドームで勝点26の16位大分が、同30の14位水戸を迎える。
23日の岐阜戦で0−2と全く良いところなく負けた大分は、翌日にリカバリーを主とした練習でコンディションを整えた。いつも元気なムードメーカーの井上裕大は「全てが上手くいかなかった。正直、何が悪かったのか分からない。結果、内容ともに酷かった」と力なく話し、河原和寿も「振り返る内容もないくらい薄い試合をしてしまった」と絞り出すような声で語った。秋の澄みわたった晴天とは対照的に、どんよりと重たい空気がチーム内に漂っていたのは明らかだった。
ここ数試合は早い時間帯に失点するとともに自信までも奪われ、何も抵抗できないまま試合を終える負けパターンが定着している。今節は中2日での試合。建て直しを図るにはあまりにも時間が少ない。「負けたことを真摯に受け止めて、もう1回チャレンジしたい。まずは心の準備をしっかりしたい」と皇甫官監督が語ったように、気持ちを変化させるしか解決策はなさそうだ。
また、指揮官は岐阜戦前に「次の水戸戦を含め2試合で選手の起用を考える」とターンオーバー制を示唆していたことから、前節の顔ぶれとは異なるメンバー構成となる可能性は高い。ここは思い切った采配で大なたを振るうチャンスでもある。先日U―21代表に選出された東慶悟は、高熱のため今日も練習に参加できていなかったが、大分には他チームが羨むメンバーが揃っている。ピンチのときこそチャンスあり。使い古された言葉であるが、ピンチの時こそチャンスに繋がる一手を打てるかどうか。積極的な采配に期待したいところだ。
大分とは対照的に現在5試合負けなしの水戸。前節は途中出場の吉原宏太が試合終了近くに執念のゴールで1−1のドローに持ち込んだ。常盤聡や小池純輝、島田祐輝など若手の台頭が著しいチームにあって、ベテランの一撃はさらなる勢いを与えたはずだ。「最後の最後、水戸の追いつきたいという執念だと思いますね。あのスーパーショットを決められてしまって、ドローになりました」と、試合を振り返った敵将の言葉が好調・水戸のチーム事情を言い当てている。
前回の大分戦では堅守のチームというイメージが強かったが、最近の試合を見る限り守備の粘り強さがさらに増し、若いタレントが自信を持った攻撃陣は脅威である。瀕死の大分から先制点を奪えば、大量得点の可能性も大いに考えられる。
以上
2010.09.25 Reported by 柚野真也