今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第28節 福岡 vs 柏】プレビュー:STOP THE YELLOW 最終戦に迎えるのは首位を走る柏。狙うは勝点3のみ。レベスタのパワーで勝利を掴め!(10.09.26)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月26日(日)J2 第28節 福岡 vs 柏(16:00KICK OFF/レベスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch183 後03:50〜
新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------

「STOP THE YELLOW」。昇格争いを大きく左右する戦いが集中する9月。福岡は千葉、柏をメインターゲットにするスローガンを挙げて戦ってきた。その初戦となる千葉戦は、先制点を奪われる苦しい戦いながら、田中佑昌、城後寿のゴールで逆転勝ち。続く横浜FC戦も逆転勝ちで勝点3を手に入れると、前節のバトル・オブ・九州の鳥栖戦では、4試合ぶりの完封勝利を記録。ここまで着実に勝点を積み重ね、8月末時点で千葉に勝点2差で4位だった順位を、千葉に勝点7差をつける3位に上げた。
際立つのは、どんな相手にも動じない落ち着いた戦い方。 千葉、横浜FCとの対戦では先制点を奪われても動揺を全く見せずに試合を進め、相手のフィジカルが落ちるところを狙い澄まして逆転劇を演じた。そして、粘り強さを見せたのが前節の鳥栖戦。攻撃面では良さを出すことができなかったが、鬼気迫る勢いでゴールを狙う鳥栖の攻撃陣を、徹底したチャレンジ&カバーで零封。いい守備から試合を作る福岡本来の試合を見せた。そして26日、福岡は「STOP THE YELLOW」最終戦に、最大の強敵・柏を迎える。

例年以上の混戦模様を見せるJ2は、順位に関係なく戦ってみるまでどちらが勝つか分からないのが特徴。しかし、その中にあって、安定した強さを見せているのが柏だ。得失点ともにJ2トップの成績を収め、順位は当然1位。勝点61は2位の甲府に8差をつける。そして、ここまで26試合を戦ってわずかに1敗しかしていない。W杯による中断期間明け直後には勝ちきれない試合が続いたが、第22節の愛媛戦に勝利してからは本来の力を発揮。現在は4連勝中で、前節では5−1と札幌を一蹴している。チーム状況は万全と見るべきだろう。
タレントの豊富さは誰もが認めるところ。それでいて個人技に頼らず、ボールポゼッションを高めて手堅く試合を進めるのが最大の特徴だ。守備の要は近藤直也、パク・ドンヒョクの長身CBコンビ。この2人が壁を作る最終ラインを崩すことは容易ではない。そして前線では、チーム得点王の工藤壮人をはじめ、北嶋秀朗、林陵平らがゴールを狙う。そして最大の注目選手は、中盤でプレーするレアンドロ・ドミンゲス。巧みなポジショニングで相手のマークをはぐらかして攻撃の起点を作るだけではなく、得点能力にも優れている。

今シーズン、福岡が柏と戦ったのは第3節。粘り強い守備を見せて柏のシュートを7本に抑えて勝機も作ったが、終盤間際に手痛いミスから失点。0−1で敗れた。しかし、単純なミスに見えた失点シーンも、チーム全体で覆いかぶさるようなプレッシャーを90分間に渡って柏がかけ続けたことで生まれたもの。個人のミスと言うよりは、互いの底力の差が集約された結果と言えるものだった。26日の試合も福岡にとっては難しい試合になることは間違いないだろう。
互いの力関係や、J1昇格レースの状況を考えれば、引き分けでも及第点というのも、考え方のひとつかもしれない。しかし、選手たちに、そんな考えは微塵もない。
「とにかく勝ちたい。戦いの場所は我々のホームゲーム。この試合に勝つことはチームにとって大きいし、必要で、引き分けでもいいなんて考えを持っていたらやられてしまう。強い気持ちを持って、勝点3を狙って戦うのは当然のこと。柏は首位だし、前節は5点も取って勢いもあるだろうが、チームが勝つために、1人、1人に何ができるのかを考えて戦う。それはどんな相手であろうと変わらない」(大久保哲哉)。

個々の能力では柏に軍配が上がるのは認めざるを得ない。しかし、福岡にも、開幕からコツコツと積み上げてきたチームとしての力がある。ミスをミスで終わらせないカバーリングと、ひとつの力を2倍にも、3倍にもする結束力もある。他を圧倒するフィジカルの強さもある。あらゆるものを追い風にする勢いもある。そして何より、誰よりも熱い声援を送り、チームとともに戦ってくれるサポーターがいる。柏と伍して戦えるだけの力は十分にある。
試合のポイントは先制点。高いレベルで争う試合では、双方に訪れるチャンスは多くはないからだ。しかし、最も大切なことは、自分たちを取り巻く様々な状況に惑わされることなく、謙虚に、相手をリスペクトして、しかし自分たちの自信を持って90分間を戦い抜くこと。結局はそれしかない。昇格のために戦うのでもなく、順位を維持するために戦うのでもない。いつものように、この1戦のためだけ力をぶつけ、勝利を求める。それが福岡の戦い方だ。

以上

2010.09.25 Reported by 中倉一志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】