今日の試合速報

ACLE
ACLE

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第27節 北九州 vs 草津】レポート:オウンゴールで北九州は勝点逃す。90分を戦い続けた草津と、45分でリズムを崩した北九州の明と暗。(10.09.24)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月23日(木) 2010 J2リーグ戦 第27節
北九州 0 - 1 草津 (16:03/本城/2,402人)
得点者:57' オウンゴ−ル(草津)
スカパー!再放送 Ch182 9/24(金)後02:00〜
新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------
「前から行こうと言って入った」(河端和哉)という前半は北九州がその言葉通りのサッカーを展開する。結果として前半は0-0で折り返すことになるが、いくつか作ったチャンスの起点は大島康明だった。大島は下がり目でボールを受けるとすぐさまウェリントンや宮川大輔へ。これまでの試合ならばサイドハーフやサイドバックの動き出しが遅れて、中央からサイドへ散らしてもその次のプレーまでに時間が掛かっていた。だがこの試合ではFWの大島がボールを振り、ウェリントンら中盤も高い位置をキープしていたため、流れるような攻撃を展開。草津のブロックに阻まれはしたが、前半は得点のにおいが強くしていた。

ところが、後半は一転して草津が高い位置でボールを回しはじめる。与那城ジョージ監督が、DFがブロックを作ろうとしたときに「ボランチとセンターバックの間にスペースが生まれてくる」と話すように、押し込まれ始めるとさらに草津に中央のスペースを使われてしまった。そして57分、菊池大介の右サイドからのクロスに対応する北九州守備陣に連携ミスが出てオウンゴール。草津が思いもよらないかたちで先制する。

ただ草津もボールを回せているとはいえ決定力を欠いた。松下裕樹が「なかなか相手が怖がるようなボールというかプレーができなかった」と話すように、ゴールに近い位置からのシュートは打てず、ミドルシュートにも北九州の小森田友明や途中出場した関光博がコースに入ってそれを阻んだ。

なんとか追いつきたい北九州は75分に特別指定選手の多田高行を投入。初めてのJリーグにも「緊張はしなかった」という多田は左サイドを軽妙に駆け、ロスタイムには左足でミドルレンジからゴールを狙うなど積極的な動きを見せた。
しかし、試合は草津に行った流れを北九州が引き戻すことができずにタイムアップ。草津は2連勝、北九州は2試合続けてのミスからの失点が響き、勝点をまた逃してしまった。

草津の副島博志監督は「すっきりとした勝ち方ではなかった」としながらも、「勝点3を取れてホームに帰れるというは非常に良かったのでは」と話し、天皇杯2回戦で負けた北九州に同月中に勝てたことに安堵の表情を浮かべた。草津は14本放ったシュートが一つも決まらなかったことは課題ではあるが、オウンゴールで先制した後も1点を守り抜こうとはせず攻め続けたため、これがかえって北九州に攻撃の余地を与えなかったとも言えるだろう。後半の北九州のシュートを池元友樹のヘディングと多田のミドルシュートの2本に押さえ込んだ。

北九州は45分はできている自分たちのサッカーを90分まで延ばしていかなければならない。前節からメンバーを入れ替えるなど工夫をして臨んだ試合だったが、ボールを持てている時間で決めきれなかった。長野聡は「もっと強いチームにしないと」と話す。90分を戦い抜ける強いチームへ、いまはベテラン選手にのしかかる責任も重い。

以上

2010.09.24 Reported by 上田真之介
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/25(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田J3リーグ全ゴールまとめ【1124】