9月25日(土)J1 第24節 京都 vs 磐田(18:00KICK OFF/西京極)
スカパー!生中継 Ch183 後05:50〜
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第24節、京都は西京極に磐田を迎え撃つ。残り11節、残留に向け、戦術以上に闘う気持ちがクローズアップされる段階に入る。
京都は前節、アウェイで新潟と激突。ピッチコンディション、夏場の疲労、10人での戦いなど、勝点3に届かなかったことに、秋田豊監督は「納得してはいけないけど、様々な要因があった」と心境を吐露した。
だが、前半から新潟の攻撃を京都の意図通りに封じていた点について、「まだまだ」と決して気を緩めない姿勢を貫いた上で、あるポジションについて「ゾーンに入る時間帯もあって上手くできた時もあった」と手応えを見せた。今節の相手、磐田は上田康太を中心にサイドや前線へ、やや長めのボールを織り交ぜ展開をしていく点があり、京都の守備がまたはまる可能性も低くない、見どころの一つでもある。
新潟戦を振り返り、京都は戦い方を固めた印象を持つ。ならば、残り11試合、後は精神力、内面での戦いとなるだろう。相手の強み、弱点を理解すること。相手より走ること、相手より早く判断すること。そして、相手より闘うこと。「敵を知り、己を知れば百戦危うからずや」、己を知り、己をどこまで越えられるか。勝利への道筋は自身の中にあるはずである。
対戦相手の磐田。好調を維持し2連勝して今節を迎える。ここ5試合、勝利する時は2得点以上という決定力の高さ。その中心はエースFWの前田遼一。その前田とコンビを組むジウシーニョも好調。片方が上がれば、片方が下がるという二人の動きも徹底されており、郭泰輝、森下俊が出場停止となる京都ディフェンスがこの二人をどう抑えるか、大きなポイントとなるだろう。
磐田は両サイドハーフも自在にポジションを変化させる。サイドだけでなく、FWのフォローで中央に入り、また、ダイアゴナルに裏を狙うなど、京都の守備の弱点をあぶり出そうとするだろう。こうした動きへの対応が京都のサイドバックには求められる。
そして、磐田の右サイドバック・駒野友一と京都で今、一番勢いのあるサイドアタッカー中村太亮のマッチアップを、今節一番の見どころとしたい。
駒野友一、2007年の入替え戦で広島の一員として京都と戦っている。その2戦目、駒野に対応したのは渡邉大剛だった。加藤久監督(当時)が駒野に渡邉をぶつけたのだ。広島のペトロヴィッチ監督が駒野に逆サイドのポジションに入る様指示を出せば、加藤監督も渡邉に指示を送る。このやりとりは見ものだった。渡邉は当時について、昇格の喜びの方が記憶に残っているらしく、「どうでしたかね」と前置きをしつつ、「ただ、そういう役割を与えられるとその気になりますよね」と口にした。
ここぞという試合には、それに相応しい勝負がある。入替え戦の2戦目は、広島が京都から1点取るか、が一番の焦点で、その中にあった駒野と渡邉の勝負だった。
今節、勢いを付けるという意味において京都は勝たなければならない勝負となる。試合の焦点は磐田の前田とジウシーニョをどう抑えるか、になる。だが、もう一つ、W杯を戦い抜き、世界基準となったサイドバックに対し、京都のこれからを背負うだろうサイドアタッカーが、勝負を背負ってどこまで喰らい付くのか観てみたい。
渡邉大剛はここぞの勝負で昇格を導いた。中村太亮はどうか。判断力をさらに上げ、勝負強さを増した駒野に対し、その上を行く勝負強さを出せるか。彼にとって大きな勝負となるのではないか。大いに期待したい。
もう一つ。西野泰正は磐田の特徴に、前線からのプレスを挙げた。「人にはめてくる様なプレスをしてくるので、そこをうまく外して裏にスペースがあるならそこ、サイドならそこ、という感じでプレスをかわせれば」と話した。この準備が出来るかどうかは大きいだろう。相手のプレスのやり方が分かれば京都はつなぎの面で余裕も生まれるはず。そして、磐田の余裕を消せれば上出来となる。
勝負は前半の最初と後半最初だろうか。ロングボール主体かショートパス主体かなど相手のゲームプランを見破る、これが出来れば先手を取る確率も高くなるはず。
だが、先手を取れば取るほど、相手は手負いとなって意地が噴出する様になる。だから、90分間絶対に集中を切らしてはならないのである。絶対に綻びを、隙を、甘さを見せてはいけない。相手ではなく、自身の内面にこそ勝負があるということになるのである。勝てば勝つほどチームは強くなる。今、強さを見せる磐田に京都が土を付け、強くなれるか。今節の勝負、大いに期待したい。
以上
2010.09.24 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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