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【J2:第27節 鳥栖 vs 福岡】鳥栖側プレビュー:今節が正念場となる“負けられない”鳥栖。足場を固めておきたい“負けられない”福岡。しかし、“負けられない”理由はそれだけではない。(10.09.22)

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9月23日(木)J2 第27節 鳥栖 vs 福岡(13:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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どんな勝負事においても“負けられない”理由がある。
“負けたくない”のではない。“負けられない”のである。とはいえ、“引き分け”でもファンやサポーターは納得しない。
ならば、“勝つしかない”のである。
現在の順位や勝点差など、ここでは大きな意味を持たない。
この相手にだけは“負けられない”、イヤッ、“勝つしかない”のである。
それが、ダービーマッチ。鳥栖と福岡のダービーマッチ。当該チームの関係者以外でも、興味をそそられるカードの一枚である。

前回の戦いは、第8節(4月25日)レベルファイブスタジアムで、鳥栖がDF木谷公亮の先制シュートを守りきって“勝った”のである。敗れた福岡にしてみれば、ホーム試合で、しかも無得点で“負けてしまった”のだから、今節は借りを返すだけでなく、鳥栖に今季負け越して終わるわけには行かない。だから“負けられない”のである。イヤッ、“勝つしかない”のである。
鳥栖も昨季初めて福岡に“無敗”で終了した。後塵を拝しながら耐えたサポーターには、なんともいえないシーズンだったに違いない。その思いは、今季も受け継がれている。1年でその思いを忘れるわけにはいかない。
鳥栖とて、“負けられない”のである。イヤッ、“勝つしかない”のである。

ここに今季の状況が加味される。
福岡は、第25節(9月12日)レベルファイブスタジアムで千葉に勝って3位に順位を上げた。2位の甲府、4位の千葉ともに勝点差が4と昇格圏内に位置してはいるが、万全とは言える状況ではない。
J1昇格を果たすためにも、ダービーマッチに勝利して一層の弾みをつけたいに違いない。
“負けられない”のではなく、“勝つしかない”のである。
鳥栖も前節で8試合ぶりの勝利を収めた。その間(第18節〜第26節)に順位も5位から8位まで下げてしまった。福岡との勝点差も1差だったのが、8差まで広がってしまった。福岡との差は、そのまま昇格圏内との差を表している。これ以上、離されるわけにはいかない。“負けられない”のではなく、“勝つしかない”のである。

互いに“勝つしかない”のだから、点を取りに来ることになる。
鳥栖は、前節FW豊田陽平が自ら得たPKを試合終了間際に決めている。福岡もFW大久保哲哉が前半終了間際に決めて、後半の逆転劇につなげた。決めるべき人が決めて、勝利という結果を導いたのだから、チームの勢いが悪いわけが無い。効勝負が期待できることになるので、自然と応援する側にも力が入る。第8節では8,715人の双方のサポーターが、レベルファイブスタジアムに押しかけた。今節は、それ以上のサポーターが押しかけるに違いない。こちらの戦いも“負けられない”。イヤッ、“勝つしかない”のである。
試合も応援も、チームに対する愛情も郷土愛も“勝つしかない”のである。それがダービーマッチであり、誇りであり、サッカーを愛するものの宿命なのである。

ダービーマッチの発祥は、イングランドと言われている。サッカーの発祥の地であるから、なおさらサッカーという競技で使われることが多いのだろう。
その多くは、地理的関係で呼ばれることも多いが、イングランドには、ホームスタジアムを共有しているチームもあるので、ことのほか、熱くなるのだろう。
日本では、サッカー以外の競技ではダービーマッチが活字となって語られることが少ない。サッカーフリークの我々に与えられた至福の瞬間なのかもしれない。
持てるパワーを贔屓チームに送ろう。声の限り選手を鼓舞しよう。それは、我々に与えられた特権でもあり、サポーターとしての義務でもある。
相手がいるからこそできる応援であり、感じる幸せに違いない。サッカーにリスペクト、相手チームにリスペクトの次第である。
ダービーは選手だけのものではなく、そこにかかわるすべての人の戦いでもある。

以上

2010.09.22 Reported by サカクラゲン
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