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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【J2:第27節 柏 vs 札幌】プレビュー:ダービーを制し、意気上がる柏が迎え撃つは、かつての指揮官が率いる札幌。相手のハイプレスを上回るパスワークを駆使し、柏は4連勝を狙う。(10.09.22)

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9月23日(木)J2 第27節 柏 vs 札幌(19:00KICK OFF/チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節、柏は千葉とのダービーマッチを制し、4位との勝点差を今季最大の16まで広げた。勝ち切れない試合が続いた8月の停滞期を抜け出し、9月は天皇杯2回戦を含めて公式戦3連勝となった。まだまだ連戦は続くが、この勢いに乗じて一気に昇格へと突き進みたいところである。

今節は栗澤僚一を出場停止で欠く。まず、中盤のバランサーの代役を誰が務めるのかが、札幌戦のポイントのひとつである。そういう意味では、茨田陽生の起用の仕方に着目したい。茨田は、千葉戦では中盤ボックス型のオフェンシブの位置に入り、レアンドロ・ドミンゲスや、北嶋秀朗と林陵平という好調2トップをサポートする良質の動きが目立った。また、守備面では相手の懐へ強引に体を入れボールを奪い取る場面もあり、順調に成長していることを感じさせた。茨田本人は「2トップをサポートして、得点に絡みたい」と出場に意欲的。栗澤の代役がアルセウならば、茨田は前節同様、中盤オフェンシブの位置に入るか、または茨田を一列下げて大谷秀和と組ませ、オフェンシブのポジションには澤昌克の起用も可能だ。「札幌のプレスにはダイレクトプレーを心掛けて、背後を突けるようにしたい。千葉よりも寄せは速いと思います」と語る19歳のルーキーが、柏の中盤を活性化させることができるか、注目だ。

対する札幌は、このところ黒星が先行し、苦しい戦いが続いている。ただ、前節の鳥栖戦では強風とピッチ状況に苦しみ、最終的には終盤にPKを決められて敗戦となったが、局面では札幌らしい寄せの速さ、攻守の切り替えの素早さが見られており、高木純平の途中出場以降は左サイドを起点に攻撃を展開し、鳥栖のゴールへ迫った時間帯もあった。
そして柏にとって何より不気味なのは指揮官の存在である。石崎信弘監督は2006年から2008年まで柏で指揮を執り、現在柏で中核を務める多くの選手たちを鍛え上げた。当時からプレーする選手は長所も短所も知り尽くされているため、現在の順位や最近の成績とは一切関係なく、非常に厄介な相手であることは間違いない。さらに札幌のキャプテンを務める石川直樹は、柏から期限付き移籍であり、おそらく自分が育った日立台のピッチには特別な思いを抱いて立つはず。「レイソルには絶対に勝ちたい。日立台でゴールを狙います!」と明言するようにモチベーションも高い。

しかし、裏を返せば、「イシさん(石崎監督)がやってくることはわかっているから、イシさんが嫌がることをやる」と藏川洋平が不敵な笑みを浮かべて話すように、石崎監督の手の内を知り尽くしているというメリットもある。大谷も「イシさんのことだから、絶対に引いて守らないで、前から(プレスに)来るでしょうね」と展開を予想する。ゲームの構図となるのは『柏のパスワーク対札幌のプレス』。柏は北嶋と林が絶好調、加えてホジェルも「コンディションはすでに100%になっている。あとはチームにアダプトするだけ」と語っており、実際に2試合連続で得点に絡んでいる。札幌の素早い寄せを落ち着いていなし、守備網を掻い潜り、ゴールへと迫れば、好調の攻撃陣が必ずや仕留めてくれるだろう。いよいよ昇格へのカウントダウンが始まる。

以上

2010.09.22 Reported by 鈴木潤
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