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【J1:第23節 浦和 vs 清水】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(10.09.18)

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9月18日(土) 2010 J1リーグ戦 第23節
浦和 1 - 1 清水 (16:03/埼玉/38,909人)
得点者:19' エジミウソン(浦和)、38' 岡崎慎司(清水)
スカパー!再放送 Ch183 9/20(月)前08:00〜
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●フォルカーフィンケ監督(浦和):
「今日、勝点3を得られなかったことにガッカリしている。どのような形で発言するか気をつけなければいけないが、ピッチの上で1つの優れた成長を見ることができた。プロのサッカーはエンターテイメントであり、魅力を提供するものでもある。今日の試合で両チームが見せたプレーは非常に魅力的なものだったと思うし、観客を魅了するプレーも多かった。清水は今年に入ってからすでに42ゴールを決めていて、リーグのなかで最も危険な攻撃陣を持っているということを今日の試合でも証明していた。それでも、今日の私たちのプレーの質は高かった。本当ならば、私たちが勝利を収めていてもおかしくなかった内容だったと思っている。全体を通してよかったと思うが、1分だけあってはいけない時間帯があった。それは2−0にできていたにもかかわらず、外してしまい、そのショックから失点を喫してしまった1分間のことです。本当に悔やまれる時間帯だった。公の場で若い選手について評価したくない。それ以上に、正しく評価しなければいけない選手がいるからだ。それは山田暢久です。彼は今日の試合でリーグ450試合出場となったが、これは本当に素晴らしいことだと思う。実際、今日の彼のプレーの質を見れば、500試合以上できるのではないかと思ってしまう」

Q:ポンテは負傷交代?
「足をひねったということだった。前半だったが、ひねってから10分ぐらいプレーしていて、徐々に痛みが大きくなった。それで後半にプレーすることは意味がないということになり、ピッチから下りることになった」

Q:内容がよくても、あと一息のところで点が取れない試合が続いているが?
「ヨーロッパでは『ローマは1日にしてならず』という言葉がある。それが今日の試合に当てはまるのではないか。例えば、原口元気があと50試合の経験を積んでいれば、今日の決定機で必ず2−0となるゴールを決めていたでしょう。現時点でそれほど多くの経験を積んでいない選手には時間と期間を与えないといけない。もし、それができないならば、若い選手と一緒に仕事をすることはできない。私も本当に悔しい。本当ならば、今年に入ってから見せている質を考えれば、もっとたくさんの勝点を得ていてもおかしくない。ただ、現実には若い選手はもっと経験を積んでいかないといけないし、これから成熟していく選手がたくさんいる。もし、経験を積み、賢さを身につけ、決定機での冷静さを保つことができるようになれば、自然と結果は出てくる」

Q:前半のようにポンテがゲームを作るようになると、柏木は良さを出し切れない。後半は良かったが、前半のようになると中途半端に見えるが?
「現時点では、ポンテを意図的にエジミウソンの近くでプレーさせている。できれば隣でプレーさせている。ポンテもそこなら長所を発揮することができる。同時に柏木は細貝の隣でプレーさせている。この2人は攻撃に積極的に絡むようになってきているが、特に柏木は最近になって攻撃に絡むプレーの質が改善されてきていると思うし、今後もさらに高まっていくと信じている。私の考えでは、柏木、細貝、スピラノビッチ、宇賀神がこれから浦和の顔として少なくとも2、3年、主力級の活躍を見せてくれると思っている。今、私たちは将来のためのチームを作っている。この4人の選手は若く、これからたくさんの経験を積むことができるが、すでにしっかりした質と能力を持っている。彼らが新しい浦和の顔になっていくのは間違いない。そのなかでも、特に柏木がチームの中心になると思っている。今、この道を進んでいるなかで、生年月日は一切関係なく、山田暢久、ポンテといった年上の選手たちの調子が良ければ、いい刺激になって大きな助けにもなる。2009年にこのチームを引き継いだが、当時のチームを分析すれば、このような新しいチームを作るという作業を必要としていたことはみなさんご存知だと思う。今後もこの道を進んでいきたいと思う」

Q:前半は清水が速いパスをつないでいい攻撃をしてきたが、浦和の守備もいいアプローチをしていた。守備面の評価は?
「忘れていけないのは、清水には前線にとても優れた3人の選手がいること。彼らは常に危険な存在で、リーグのなかで最も多くのゴールを決めている。しかし、私たちの4バックは長い時間とても優れたプレーを見せていた。岡本からサヌまで4人の選手がいいプレーを見せていた。状況によってボールサイドにスライドすることもできていたし、ラインを押し上げることもできていた。中盤との連携もうまくいっていた。前半の相手の危険な攻撃に対しても、長い時間コントロールすることができていたと思うし、選手がお互いに協力し合うことによって、あのようなとても強力な攻撃陣をある程度抑えることができていた。これはリスペクトしないといけない」

以上
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