9月19日(日)J2 第26節 札幌 vs 鳥栖(13:00KICK OFF/札幌厚別)
スカパー!生中継 Ch183 後00:50〜
☆新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
☆クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------
少しずつ秋の訪れも感じられるようになりつつある札幌市内。厚別公園競技場では勝点30で12位の札幌が、同33で10位の鳥栖を迎え撃つ。
前節は敵地で大分に2−1のスコアで勝利した札幌だが、今節はメンバー構成に悩みそうな状況である。藤田征也が左足首捻挫の負傷で、内村圭宏が累積警告による出場停止でというように、前節の得点者である2選手が欠場。その他にも痛みを抱える選手がおり、顔ぶれは流動的なものになりそうだ。
ただしその一方で、前節の勝利はそうした部分を上回るだけの勢いを引き出しそうな気配もある。前半は低調な戦いとなり、1点のビハインドを負ったものの、後半はシステム変更が機能して見事に逆転。4−2−3−1から変更された3−5−2のシステムでは、2トップの背後に古田寛幸という運動量の多いアタッカーを置いたことで「いいところでボールが奪えるようになった」と石崎信弘監督。高い位置でボールを奪い、そこから素早く攻撃に転じるのが札幌のスタイルだが、その攻撃に転じた場面についても「古田がタメて後ろから追い越す動きが出るようになった」(石崎監督)。基本システムは4−2−3−1だが、トップ下に古田を配置する3−5−2への変更策は試合を大きく動かす貴重な一手として重用されることになりそうだ。
一方の鳥栖は前節、ホームで甲府と対戦して1−2で敗戦。その前の5試合は引き分けが続き、なかなか勝点3を取りきれない状態だったため、上位の甲府に勝つことで一気に流れを引き寄せたかったが、終盤の2失点で痛恨の逆転負けを喫してしまった。ここ7試合は2敗5分と良いリズムを得られていない現状である。
しかし、前節の試合については指揮官・松本育夫監督は手応えを口にしている。「(ゲームを)考え通りに運ぶことができた。守備で頑張って、11人で守ることはできていた。練習通りに運ぶことができた」と内容については前向きに捉えている様子だ。たしかに、2位の甲府に対して終盤まではゲームをある程度コントロールすることができていたし、同点とされた失点もPKによるもの。後半途中に退場者を出してしまい、数的不利になっていたことを考えれば、結果的に敗れはしたものの、内容に関して言えばそう悲観すべきものではない。タイムアップまで積極的にプレーができていたし、この札幌戦につながる部分はいくつもあったと見ていいだろう。
ただし、「11人で守ることができていた」と松本監督は守備面について言及をしたが、今節は丹羽竜平、田中輝和の左右サイドバックと、守備的MFの朴庭秀という後方ポジションの3選手が出場停止。札幌同様に、こちらもメンバーの変動をせざるを得ない状況ということだ。
そんなチーム同士の対戦ではあるが、焦点となりそうなのは前線のターゲットをどれだけ上手く活かせるかだろう。鳥栖には豊田陽平という高さ、強さを兼ね備えたアタッカーがいるため、ここにしっかりとボールが収まれば山瀬幸宏、藤田直之ら2列目の選手が効果的にチャンスに絡むことができる。対する札幌の前線には近藤祐介という、ターゲットになりつつも裏にも抜け出せるストライカーがいるため、早い時間帯でこの選手の存在を相手守備陣に強く警戒させたい。そうすればポストプレーを使うと見せかけて裏へスルーパスを通したり、逆に裏のスペースをケアさせておいてバイタルエリアでパスをさばいたりと、様々なチャンスメークができるはず。この部分は試合の焦点であるとともに、勝敗を分ける重要なポイントとなるだろう。
札幌は攻撃陣に、鳥栖は守備陣に複数の欠場者があるこの試合。長いリーグ戦のなかでは、ベストメンバーで試合を戦えることなんてそう多くはない。欠場者があるなかでのパフォーマンスもまた、そのチームの実力と言えるはず。逆に言えば、出場のチャンスを得た選手は高いモチベーションで挑むはずであり、ときにはベストメンバーで戦う試合よりも勢いを感じさせることだってあるだろう。双方の総合力が問われるゲームになりそうだ。
以上
2010.09.17 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第26節 札幌 vs 鳥栖】プレビュー:前線のターゲットをどれだけ活かすことができるのか?札幌は攻撃陣、鳥栖は守備陣に複数の欠場者がいる一戦は、双方の総合力が問われることになる。(10.09.19)
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off