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【J2:第25節 大分 vs 札幌】レポート:前半は大分が圧倒するも、修正能力、運動量、そして組織力に長けた札幌が鮮やかに逆転。(10.09.12)

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9月11日(土) 2010 J2リーグ戦 第25節
大分 1 - 2 札幌 (16:04/鴨池/4,594人)
得点者:32' 東慶悟(大分)、64' 藤田征也(札幌)、76' 内村圭宏(札幌)
スカパー!再放送 Ch181 9/12(日)後00:00〜
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鹿児島・鴨池陸上競技場でのJ公式戦。対戦は2年前と同じカード、大分対札幌となった。当時は両チームともJ1に在籍していたが、今回はJ2チームとして対戦。観客数が前回の9,376人から4,594人に半減したが、互いに持ち味を存分に出し、鹿児島のサッカーファンも満足したのではないだろうが。45分づつではあったが……。

前半を見る限り、大分が十分に勝利を予感させる内容の45分だった。中盤の選手が流動的に動き、かつスペースへ飛び込む意識が強かった。時間を追うごとに迫力に満ちた攻撃を次々と繰り出していく。なかでもサイドでの数的優位の作り方は秀逸で、SBやボランチのオーバーラップがチャンスに直結。21分に井上裕大が長い距離を走ってクロスを上げ、最初の決定機を作ったのを皮切りに怒とうの猛ラッシュ。32分にはセットプレーから東慶悟が目の覚めるようなミドルを突き刺しリードを奪う。その後もチャンスの数では圧倒するも、「前半にセットプレーから得点し流れも良かったが、追加点が取れなかった。ゲーム運びがまずかった」と大分・皇甫官監督が悔やんだように、加点できなかったことが流れを変えていく。

「後半は古田をトップ下に置いてから、いいところでボールを奪えるようになった。勢いも出たし、内村や近藤のところでキープでき、古田が絡み攻撃の形ができた」(石崎信弘監督)という札幌は、後半開始に近藤祐介を投入し、4−4−2から3−5−2にシステムを変更。この采配がズバリ的中。前半は曖昧だったプレスの的を定めた。後半にポジションをトップ下に移した古田寛幸は「攻撃は2トップの動きに合わせるように心掛けた。守備では相手のボランチを見るようにと言われていた」と指揮官の指示に従い、大分のボランチにプレスを掛け続けることでミスを誘発。攻撃では味方の追い越す動きを促した。ゴールに向かってプレーする意欲が強まった札幌がゴールを奪うのは時間の問題だった。内村圭宏、古田らがスピードに乗って仕掛けては面白いように敵陣を切り裂く。64分の同点ゴール、76分のPKによる逆転ゴールもサイドを綺麗に攻略してからの得点だった。

攻撃時の連動性という点では、前半にみせた大分のパスワークにサイド攻撃は素晴らしいものがあたし、後半の札幌もしかり。では勝敗を分けたのは何だったのか。修正能力、運動量、そして組織力の差であったように思える。札幌は前半の劣勢な状況をGK高原寿康の神がかり的なファインセーブがあったにせよ辛抱強く守りきった。そして、指揮官の的確な指示を選手が見事に体現し勝利を手にした。一方の大分は、後半に運動力が極端に落ち、押し込まれると途端に全体のラインが下がり、前線からのプレスに全く連動できないという守備の脆さを露呈した。互いに90分間持ち味をフルに出すことはできないが、札幌の攻守における組織力が一枚上だった。

以上

2010.09.12 Reported by 柚野真也
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