9月11日(土) 2010 J1リーグ戦 第22節
新潟 1 - 2 G大阪 (19:03/東北電ス/30,832人)
得点者:49' 曹永哲(新潟)、54' 高木和道(G大阪)、90' ドド(G大阪)
スカパー!再放送 Ch183 9/13(月)前08:00〜
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G大阪が2-1で新潟に競り勝った。1-1で迎えた後半45分、途中出場のドドが勝ち越しのシュートを決めた。新潟は後半4分にチョ ヨンチョルが先制点を挙げるが、リードを守りきれなかった。
試合を決めたのは伏兵の1発だった。後半45分、G大阪はカウンターからルーカス、下平匠とつないで左サイドに展開。その流れにあわせて走りこんだドドがフリーでボールをもらう。「特に難しいことはしなかった」。スピードを落とさずに打ったシュートはゴールネットに突き刺さった。
土壇場で決まった1点はドドにとってJ1初得点。後半32分に途中出場し、これがこの試合2本目のシュートだった。「うれしくて喜びを爆発させてしまった」。ゴール後、G大阪サポーターの前でついユニホームを脱いでしまい、イエローカードをもらうおまけ付き。「強引なシュートなど、個としての力が必要な状況だった。彼はその役目を果たしてくれた」。G大阪・西野朗監督は試合後の会見でドドをたたえた。
価値のある1勝だ。ヤマザキナビスコカップ・広島戦から中2日のアウェイ戦、5日の天皇杯2回戦からはじまって、今週3試合目のゲーム。疲労はたまっている。遠藤保仁、明神智和が故障で欠場し、加地亮が出場停止。宇佐美貴史はU-19日本代表に召集中と戦力も整っていなかった。加えて、ビッグスワンの芝の状態が良くなく、ピッチ中央付近がほぼ砂地の状態。「我々のやりたいパスサッカーをするのは難しかった」(西野監督)。悪条件ばかりが重なった。
それでもしたたかにゲームを組み立てた。プレスをかけられないと判断してからは、中央を固めてカウンターに徹した。自陣ゴール前でボールを奪うとすぐに前線につなぐ。「今日はグラウンドコンディションが悪かった。ボールつないで崩すより、最終ラインで受けてゴールを目指すという方法を取った」。G大阪・橋本英郎が言うように、全員の意識は統一されていた。
タイトな日程を最高の形で締めくくった。「アウェイでアルビに逆転勝ちしたことはプラスになると思う」。西野監督は淡々とした口調ながらも、手応えをのぞかせた。
新潟にとっては勝点を逃した1戦だった。「いいゲームだった。その分、悔しさは倍」。新潟の黒崎久志監督は無念さを隠せなかった。
プラン通りに進めていた。中盤でボールを奪い、サイドを使ってゴール前に攻め込む。後半4分のチョのゴールもその形だった。本間勲の左サイドからのクロスがファーに流れると、それを西大伍がキープし中央のチョへ。チョは落ち着いて体勢を立て直し左足でゴール。今季11点目、得点ランキング暫定トップタイに並ぶ1点に勝利を引き寄せた確信を得た。
だが、ここから歯車が少しずつ狂う。後半9分にはコーナーキックからG大阪・高木和道に同点ゴールを決められた。終盤、田中亜土夢、川又堅碁ら、前線の選手を投入するが、ゴール前でG大阪のブロックに遭い、あっさりとボールを奪われた。「相手がブロックを作っているところにくさびを入れて、奪われてしまった。もっとサイドを使うようにしなければならなかった」。本間は単調になった攻撃を反省した。
もっとも自分たちの形を作っていたことは確か。「全くダメだったわけではない。ミスや、ちょっとした部分の厳しさを追及していく」(本間)。すぐに気持ちを切り替えられる内容だった。
柔軟に試合状況に対応し、勝点3をゲットしたG大阪、自分たちの形をベースに戦った新潟。明暗は分かれたがそれぞれ収穫はあった。
以上
2010.09.12 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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