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【J1:第22節 山形 vs 名古屋】プレビュー:首位チームを迎えるNDスタ。名古屋の高さと攻撃力に、山形は堅守で立ち向かう!(10.09.12)

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9月12日(日)J1 第22節 山形 vs 名古屋(19:00KICK OFF/NDスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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首位に立っていた鹿島は前半戦最後に迎えた直接対決で清水に敗れ、入れ替わり首位に返り咲いた清水も翌節には横浜FMに敗れて首位を陥落。しかし、頂点をめぐる激しい攻防は続かなかった。両チームの隙を突いて18節に首位に立った名古屋はここまで首位をキープ。さらにライバルチームの足踏みをよそに順調に勝点を伸ばしている。2位以下につけた勝点差は5。リーグ戦初戴冠へのスパートはすでに始まっている。それを迎え撃つ山形も、前節は広島に1-2と敗れたものの8月に3連勝を記録するなど堅守で勝点を伸ばし、中断明けのホームでは3勝2分けと無敗を続けている。首位を倒すことで得られるメリットは大きく、この一戦に注ぐモチベーションの高さは言うに及ばない。広島戦で負傷した宮本卓也と秋葉勝を欠くことになるが、チーム全員がコンセプトを共有していることを、バックアップのメンバーが最善のパフォーマンスで示してくれるだろう。

首位に立って間もない頃の名古屋は立ち上がりでもたつくスロースタートの傾向があったが、相手に先制を許した試合はきわめて少ない。リーグ戦中断明け以降の9試合で、先制を許した試合は第19節の川崎F戦のみ。その1試合が中断明け唯一の黒星となっている。連戦の疲労と暑さ、そして退場者を出す苦しい展開で最後は0-4と大敗したが、前半は互いに打ち合いつつ無失点でしのぐ拮抗した試合を演じていた。

そこからリーグ戦2試合を経て、チームのパフォーマンスは特にリスク管理の部分で深まった。前節・京都戦は金崎夢生が挙げた1得点にとどまり、京都が58分に柳沢敦をピッチに送った後半には決定機を含む12本のシュートを許したが、無失点でしのぎきっている。先週の天皇杯2回戦でも先発メンバーの入れ替えは4人にとどまったものの、前半で試合を決め消耗を最小限に抑えた。それぞれ代表招集を辞退し、コンディションの回復にあてた田中マルクス闘莉王とケネディは前節から2週間ぶりの試合。日本代表として、今月7日のグアテマラ戦でプレーしたGK楢崎正剛も戻ってきた。好調を維持したまま、ベストな布陣、ベストなコンディションでNDスタに乗り込んでくることになる。

両チームの前回対戦は第9節の瑞穂陸上競技場。ロスタイムに闘莉王のヘッドが試合を決め名古屋が2-1と勝利した。この試合、山形がビルドアップからのミスでケネディに先制ゴールを叩き込まれたのは開始わずか7分。しかし、そこで崩れなかった山形が前半終了間際、北村知隆のゴールで同点に追いついた。その北村は「名古屋は引くという感じで、前のほうで持っていてもあまりアプローチに来ない。一度ペナルティーエリアぐらいまで下げてから来るという印象」と守備の印象を話す。攻撃に切り替わった直後の数本で確実につなぎ、落ち着かせることができれば、広島戦同様、そこから高い位置までボールを運び攻め込む権利を得ることになる。中央に集まる守備の頭越しに左右に大きく振る展開やサイドからのマイナス気味のクロスに2列目から飛び出す攻撃は効果的で、あとは相手の動きを見ながら精度高くフィニッシュまで持ち込みたい。その一方で、自陣でボールを失うことがあれば守備の対応も遅れ、前回対戦時のような失点を覚悟しなければならない。

また、名古屋はポゼッションに長けていながら、ターゲットとして前線のケネディを最大限に活用してくる。山形にとっては、ここでセカンドボールをどれだけ拾えるかが名古屋の攻撃をしのぎきれるかどうかの分かれ目、死活問題となる。今週のトレーニングでは、これまでの4-3-3からボランチを2枚置く4-2-3-1を試しているが、両ワイドから仕掛ける玉田圭司、金崎への対策という点でも、ダブルボランチには一定の手ごたえをつかんでいる様子だ。

そして、守備で最大のポイントになりそうなのがセットプレー。名古屋は194cmのケネディ、191cmの増川隆洋をはじめ、先発メンバーに185cm以上のフィールドプレーヤーを4人そろえているが、山形がもっとも警戒しなければならないのは、ほかの3人がニアに流れ、空いたスペースにタイミングを遅らせて闘莉王が飛び込むパターン。それぞれがヘディングで競り勝てる能力を持つだけに対応は容易ではないが、高さで足りない分はあきらめずにチャレンジすることでカバーしたい。GK清水健太は「攻め込まれる時間は多いだろうなとは思いますけど、そこでキーパーの仕事ができれば勝点がついてくる。去年のここでの開幕戦みたいにしぶとくプレーしたい。当時と比べれば、今のうちだったら1点取れる力があるかなと思う」と山形のペースに引きずり込む決意だ。

昨年11月の怪我から復帰した小林亮は、バースデーでピッチに立つことになりそうだ。先発も復帰後初となる。しかし、気負いはない。「誕生日だから、先発だから一丁やってみるかとかいう気持ちでいくとあまりよくないと思うので、ふだんどおりの自分のペースでできればいいと思う。一番うれしいのは、自分の誕生日を勝利で祝えること」。それをスタジアム一体でできたら、幸せなことだ。

以上

2010.09.11 Reported by 佐藤円
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