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【J1:第22節 F東京 vs 浦和】プレビュー:新システムで天敵退治となるか!?F東京が11戦勝ちなしの浦和に挑む(10.09.12)

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9月12日(日)J1 第22節 F東京 vs 浦和(19:00KICK OFF/味スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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F東京が、リーグ第22節、味の素スタジアムで浦和と対戦する。現在、両クラブともに本意な順位ではない。リーグ13位のF東京だが、降格圏内の16位と同じ勝点21しか積み上げられていない。一方の浦和も、勝点28で10位と、上昇のきっかけを探っている状態だ。また、このカードは04年、ヤマザキナビスコカップ決勝以来、F東京が浦和に勝てていない。リーグ戦では、F東京にとっては11戦連続勝ちなし(0勝1分10敗/引き分けはGK塩田仁史のリーグデビュー戦06年リーグ第33節)の天敵だ。

浦和は、まず前線のエジミウソン、ポンテという強烈な2人を封じなければいけない。エジミウソンは、前線でボールを収め、そこにポンテが絡むことで得点を生んできた。「ポンテはどうやってもポンテだし、エジミウソンはどんなに分析してもエジミウソン。彼らが活躍する状況は我々にとってはよくない」(城福浩監督)。彼らを封じるだけでなく、いい状態でボールを受けることも防がなければいけない。前線にボールを供給する中盤を抑えるところから守備が始まるはずだ。
チームの中心選手である阿部勇樹が、イングランドへと去った。この大きな穴をいかに埋めるかが今の浦和の大きな課題だろう。中盤の底は、日本代表デビューを果たした細貝萌と、広島から今季新加入した柏木陽介が務めることが濃厚だ。彼らが躍動するような試合展開になると、F東京は厳しい状態となる。

F東京のヤマザキナビスコカップ連覇の夢は散った。準々決勝清水戦は、2戦合計で1-1となり、アウェーゴール数の差で敗退が決定した。2ndレグでは終盤、清水ゴールを何度も脅かしたが、ゴールラインを割ることができずに引き分けに終わった。その試合後、指揮官にはある懸念があった。
「準々決勝の後、『いい内容だった。GKが神繋からなければ、このままで乗り切れる』という気持ちに支配されてしまうことが一番恐れていること」
城福監督は決断した。今夏のワールドカップ閉幕後、大会を振り返り、こう話していた。
「これだけ4-3-3システムを採用するチームが多いということは、必ずシステムのどこかに優位性がある。このチームで使うかどうかは別として再検証してみなければいけない」
今シーズン、Jリーグも多くのクラブがこのシステムを採用している。名古屋や清水は長い時間をかけて取り組み、このシステムで上位進出を果たしている。4-3-3システムの優位性は、まず攻撃の人数を掛けられる点にある。前線に人数が多く、相手陣内で数的優位を作りやすい。ただ、積極的にボールを前線に送らなければ機能はしない。清水と名古屋が、前線にターゲットとなる長身選手を置いているのはそのためだろう。そして、守備では、最終ラインと中盤の間にバイタルエリアを埋める選手が入ることで安定感が生まれる。

城福監督も、このシステムへの移行を速くから考えていた。だが、なかなかそれに踏み切ることはなかった。攻守両面でストロングポイントがあるものの、攻守の切り替えが遅くなれば、このシステムは機能しないからだろう。前線に人数を割くため、ボールを奪われたときにボールホルダーへプレッシャーが掛からなければ、途端に守備の脆弱さが目立つ。特にアンカーポジション脇にスペースが空きやすく、そのスペースを突かれてしまう恐れがある。また、後ろが重くなり過ぎると、前線にボールを送っても数的優位を作ることができない。運動量、質ともに高いレベルを要求される難しいシステムでもある。
「チームの最大値を出すことと、ゴールから逆算して考えたとき、役割をハッキリさせるという意味では有効なのかもしれない」(城福監督)

役割をハッキリすることで、メンバーの配置や組み合わせによってそのチームの色が変わる。1トップに入る選手に高さがある場合は、清水や名古屋のようにシンプルにボールを集めて、ゴールに迫るダイレクトプレーも有効となる。「メンバーは、ゴールからの逆算で決める。また、守備でのリスクも考えなければいけない」と、城福監督。今節は、守備への切り替えが遅くなれば、相手のキーマンであるポンテや柏木に自由を与えてしまうことになる。4-4-2システムも捨てたわけではない。試合は90分勝負と考え、様々なオプションを併用して天敵を迎え討つ。

試合は、明日19時、味の素スタジアムでキックオフする。

以上

2010.09.11 Reported by 馬場康平
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